マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)のドキュメンタリー映画「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”」が、9月17日から渋谷ホワイトシネクイントなどで順次上映される。監督は、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)のドキュメンタリー映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」を手掛けたライナー・ホルツェマー(Rainer Holzemer)。
同作では、2019年に日本公開した映画「We Margiela マルジェラと私たち」に関与することのなかった同氏が「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、初めて映画の制作に協力。ドローイングや膨大なメモ、7歳で作ったというバービー人形の服が公開されるほか、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のアシスタント時代、ヒット作となったタビブーツの誕生、「エルメス(HERMÈS)」のデザイナー就任、51歳での突然の引退などベールに包まれていた全貌がマルジェラ自身の言葉で初めて明かされる。