レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが今季3度目のポール獲得。角田は自己ベストタイ8番手【予選レポート/F1第8戦】

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2021年06月26日 23:30  AUTOSPORT web

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2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
6月26日現地時間15時、2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP予選が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。

 降水確率は60%と高かったものの、晴天が続きドライ路面での予選開始。気温は25度、路面温度は55度という暑いコンディションとなった。

 Q1では各車とも路面コンディションの向上を待つべくピットで待機。Q1突破が難しそうな下位チームからコースへと向かう。4分が経過したところで他の各車もソフトタイヤを履いてアタックへと入っていった。各車ともタイムアタックと2周のクールダウンラップを挟みながら周回を重ねていく。

 まずフェルスタッペンが1分4秒489を記録してトップに立ち、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と続く。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は僚友ピエール・ガスリーの0.035秒差の7番手につける。ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)が9番手タイムを記録し、ハース勢、アルファロメオ勢、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)らがQ1敗退圏内。

 残り3分を切ったところで各車が2回目のアタックへとコースイン。上位4台以外の全車が2セット目のタイヤを投入する。セッション終了直前、最終コーナー手前は大渋滞となる。

 路面の向上シロは大きく、ここで各車がタイムを更新していくなかでタイムを更新できなかったラティフィは16番手まで後退してQ1敗退。15番手リカルドは0.03秒差でQ2進出を決め、17番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、18番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、19番手はターン1でコースオフしたミック・シューマッハー(ハース)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)がQ1敗退となった。

 Q2では3グリッド降格ペナルティが決まっているボッタスがミディアムタイヤを履いて先頭でコースイン。これに続いてコースインした上位勢も決勝のスタートタイヤを睨んでミディアムを履くが、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はソフトタイヤを選択した。

 フェルスタッペンは1分4秒540でトップに立ち、ソフトのペレスも0.150秒差の2番手に続くが、メルセデスAMG勢はともにターン3で止まりきれずにタイムロス。ハミルトンは計測2周目で3番手に浮上したがボッタスはタイムを更新することができない。

 アルファタウリ勢も含め中団グループはやや時間をおいてコースインしソフトタイヤでアタック。ここでガスリーが1分4秒429を記録してトップに立ち、3番手にノリス、角田は0.202秒差の6番手。トップから0.295秒差のボッタスは9番手に沈むが13周目のラップでタイムを縮めて0.014秒差の3番手に上がる。

 残り4分半で6番手ハミルトンがミディアムの2セット目を投入してコースイン。他車は新品ソフトでコースインし、首位ガスリーはコースインせず、2番手フェルスタッペンと3番手ボッタスはQ3に向けてソフトタイヤで偵察走行を行う。しかしアタックラップに入った直後のターン1のブレーキングゾーンでアタックを終えたばかりの角田と交錯し、タイムアタックを断念した。

 ここでラッセルは0.008秒届かず11番手でQ3進出を逃す。12番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、13番手リカルド、14番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、15位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)というQ2敗退組の顔ぶれとなった。

 ソフトタイヤのペレスが1分4秒197でトップ、2番手ノリス、ハミルトンは6番手でミディアムタイヤスタートを決め、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は7番手、角田は8番手で今季2回目のQ3進出を決めた。
 
 Q3ではハミルトンが開始直後にコースインしクリーンラップを狙う。これにアルファタウリ勢が続き、角田は新品が1セットしか残っていないためここでは中古ソフトで走る。ペレス、アロンソも同様に中古ソフトを履き、それ以外は新品ソフトでのアタック。

 フェルスタッペンが1分3秒841を記録してトップに立ち、ハミルトンは1分4秒205の2番手。すぐさま2セット目を投入して1分4秒067まで短縮し、さらに残り2分で3セット目を投入した。角田はターン4で後方のボッタスが迫るなかでレーシングライン上に残っており、咄嗟にアウト側に避けたものの他車妨害の審議対象となってしまった。

 残り2分でストロール以外の全車がコースインし、先に新品を投入したルクレールだけが中古タイヤでそれ以外の8台が新品ソフトで最終アタックに臨む。

 ハミルトンはここでタイムを伸ばせず、ターン9でトラックリミットを超えてアタック断念。タイムを縮めたボッタスが0.194秒差の2番手に飛び込んだが、フェルスタッペンは1回目のアタックラップでポールポジションを確定させた。

 4番手ノリス、5番手ペレス、6番手ガスリー、7番手ルクレール、角田はガスリーの0.278秒差の8番手、9番手アロンソ、10番手ストロールという予選結果となった。

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