ダルビッシュ、6回6安打4失点で3敗目 日本人歴代2位の通算79勝はお預け

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2021年07月04日 10:50  ベースボールキング

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ベースボールキング

現地3日、フィリーズ戦に先発したダルビッシュ
○ フィリーズ 4 − 2 パドレス ●
<現地7月3日 シチズンズ・バンク・パーク>

 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は3日(日本時間4日)、敵地でのフィリーズ戦で今季17度目の先発登板。45分間の降雨中断も乗り越え続投したが、6回6安打4失点で3敗目(7勝)を喫した。

 天候不良の影響で試合開始が2時間遅れた一戦。ダルビッシュは2点の援護を受けて初回のマウンドに上り、1回は1番・エレーラ、2番・セグーラを連続三振に斬るなど上々の立ち上がりを見せたが、2回先頭の4番・ハーパー、6番・ホスキンスにソロホームランを被弾しリード消滅。いずれも甘く入った初球のフォーシームを完ぺきにとらえられ、打った瞬間それとわかる特大弾だった。

 4回の投球中には大粒の雨が降り出し45分間の降雨中断。5回は三者凡退に斬るなど、尻上がりの粘投でゲームメイクしていたが、2−2の同点で迎えた6回、一死無走者から3番・リアルミュートに右翼フェンス直撃の三塁打を許すと、続くハーパーに初球を右犠飛とされ、あっさり勝ち越し点を献上。さらにマカッチェン、ホスキンスにも連打を浴びて4点目を失った。

 この日は抜け気味のボールに首を傾げるシーンも散見され、中軸を相手に痛打され失点するパターン。毎回の8奪三振を記録するなど、なんとか6イニングは投げきったが、打者25人に対し98球、6安打1四球4失点の内容で今季3敗目。

 日本人投手のMLB通算勝利数では歴代2位の79勝を挙げた黒田博樹氏まで1勝に迫っていたが、こちらも次回登板以降に持ち越しとなった。

 ナ・リーグ西地区3位のパドレスは、初回に4番・マチャドが先制2ランを放ったものの、2回以降は相手先発・エフリンの前にゼロ行進。6回の守備では一塁手・ホズマーがファウルフライを見失い落球するなど攻守ともに歯車が噛み合わずカード負け越し。痛い3連敗となった。


▼ 日本人投手・MLB通算勝利数
128勝 野茂英雄
79勝 黒田博樹
78勝 ダルビッシュ有
78勝 田中将大

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