巨人、救援陣が踏ん張りきれず　谷繁氏「先頭打者に対しての…」

● 巨人 2 − 3 中日 ○
＜12回戦・前橋＞

　2位・巨人が中日に2−3で敗れ、首位・阪神がヤクルトに勝利したため、2.5ゲーム差に広がった。

　巨人は先発したサンチェスが初回に先制点を許したが、2回以降は粘りのピッチングで0に抑えていく。0−1の5回に中日の守備陣のミスから2点を奪い逆転し、なお無死一、三塁と好機が続くもサンチェスがスリーバント失敗、松原聖弥が空振り三振、ウィーラーが見逃し三振に倒れた。巨人は続く6回無死満塁の好機を作るも梶谷隆幸が三併、北村拓己が空振り三振で追加点を奪うことができなかった。

　2−1の8回から先発・サンチェスの後を受けて2番手で登板した高梨雄平が、ピリッとしない。先頭の郡司裕也に四球、続く京田陽太に中安、大島洋平に同点適時打を浴びる。高梨は1つもアウトを奪えず降板し、鍵谷陽平がマウンドへ。鍵谷はビシエドに勝ち越し適時打を浴びた。結局、これが決勝点となってしまった。

　6日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた谷繁元信氏は「5回と6回の2イニングが痛かったですね。そこで1点でも2点でも取れていれば、“たられば”ですけど、さらにジャイアンツの流れになっていた試合でしたね」と5回と6回の攻撃について言及し、リリーフ陣については「高梨の先頭打者に対しての四球ですね。全部が全部完璧に抑えられることはないですから、こういうことを続けていかないようにしないといけないですね」と話した。

（ニッポン放送ショウアップナイター）