東京オリンピックの開会式が翌日に迫る7月22日、演出担当の小林賢太郎氏が解任された。過去に組んでいたお笑いコンビ・ラーメンズのコントでユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)をネタにしたと思われるセリフがあり、米国に本部を置くユダヤ系の国際人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(SWC)が21日に抗議声明文を出していた。そのSWCがHPに小林氏のコントによる不適切発言として掲載した「Let’s play Holocaust.」に対して実業家のひろゆき氏が「誤訳ではないか」と指摘して賛否を呼んでいる。
匿名掲示板「2ちゃんねる」開設者で実業家のひろゆき氏は22日、小林賢太郎氏がコントで用いた「ユダヤ人大量惨殺ごっこをやろうって言った時のな」というセリフを英語で表現する際に「Let’s play Holocaust.」(さぁ、ホロコーストをしよう)としたのは誤訳ではないかとTwitterで指摘。SWC公式Twitterに対しても、英語で「正しく翻訳する必要があります。デマゴーグはホロコーストで大きな役割を果たします。あなたはそれを知っているはず」と呼びかけた。ひろゆき氏は翻訳のニュアンスによりコントの真意が違った形で伝わることを懸念したのだろう。