同展は、ハリー・ポッターと賢者の石の出版20周年を記念してイギリスの大英図書館が企画・開催した「Harry Potter: A History of Magic」の国際巡回展。2017年にロンドン、2018年にアメリカで開催された。なお、大英図書館による大規模な展覧会が日本に巡回するのは今回が初めてとなる。
会場はホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿い、「旅」「魔法薬学」「錬金術」「薬草学」「呪文学」「天文学」「占い学」「闇の魔術に対する防衛術」「魔法生物飼育学」「過去、現在、未来」の全10章で構成。日本初公開となるJ.K.ローリング(J.K.Rowling)の直筆原稿やイラスト版のハリー・ポッターを手掛けたジム・ケイ(Jim Kay)が描いた9と3/4番線の習作などを公開するほか、中世に印刷された初の博物学辞典「健康の庭」、錬金術についての論文集「リプリー・スクロール」、レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)による「天体にまつわるメモとスケッチ」といった大英図書館の貴重な所蔵品が並ぶ。