アウディ、スパ24時間でサーキット100周年を記念したアートカラーを4台に施す

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2021年07月27日 22:51  AUTOSPORT web

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7月29日〜8月1日に開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間に向け、アウディはスパ・フランコルシャンの100年を祝うカラーリングを施すことになった。
7月27日、アウディスポーツは7月29日〜8月1日に開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間に向け、アウディのワークスドライバーたちが乗り込む4台のカスタマーチームの車両に、1921年にコースが完成したスパ・フランコルシャンの100周年を祝うカラーリングを施して挑むと発表した。

 インターコンチネンタルGTチャレンジの一戦、またGTワールドチャレンジ・ヨーロッパの一戦として争われるスパ24時間は、今季もGT3レースの最高峰として争われる。そんなレースに向けてアウディR8 LMSは9台が参戦することになるが、そのうちワークスドライバーたちが乗り込む4台に、スパ・フランコルシャンの100年を記念するカラーが施されることになった。

 まず、アウディスポーツ・チーム・アテンプトの66号車には濃いレッドを主体に、ブラック、さらにイエロー、アクセントのブルーのスプレーペイントが施され、ベルギーらしさを表現する。一方、アウディスポーツ・チーム・サンテロックの25号車はカラフルな幾何学的なカラーリングに彩られる。スパが誕生した20世紀前半に活躍したベルギーのグラフィックアーティストであるビクター・セルブラクスのデザインアイデアを採り入れており、レッド、イエロー、グリーン、ブルーは彼のデザイン言語を表す。

 一方、アウディスポーツ・チームWRTの32号車には、ホワイトとブラックを主体としたカラーが施される。これは19世紀から20世紀へ変わる“アールヌーボー”時代をイメージ。ベルギーのアントワープを中心に始まったファッションのデザイン要素と、スパ・フランコルシャンのコースを描いたラインでデザインされた。またアウディスポーツ・チームWRTの37号車は、66号車同様レッドとイエロー、ブラックで構成されるが、日本でも知られる『タンタン』や『ガストン』などのコミックをイメージしたカラーリングとなった。

「スパ・フランコルシャンという素晴らしいレーストラックの記念の年を祝うことができ、光栄に思っている」と語るのは、アウディスポーツのカスタマーレーシング責任者を務めるクリス・ラインケ。

「今回、初めて4台を専用にデザインしたレースカーで臨むことになるが、これらのカラーリングはすべてベルギーのさまざまなアート、そしてデザインの伝統から引用されているんだ」

 この4台のルーフには、アウディスポーツのイメージであるひし形の“ランバス”で構成された『100』が入れられる。今季のスパ24時間に挑むアウディR8 LMSの陣容は下記のとおりだ。

アウディスポーツ・チーム・サンテロック
#25 クリストファー・ハーゼ/パトリック・ニーダハウザー/マーカス・ビンケルホック

アウディスポーツ・チームWRT
#32 ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・ファントール/シャルル・ウェーツ
#37 ロビン・フラインス/デニス・リンド/ニコ・ミューラー

アウディスポーツ・チーム・アテンプト
#66 マッティア・ドゥルディ/デニス・マーシャル/クリストファー・ミース

サンテロック・レーシング
#26 ジェイミー・グリーン/フィンレー・ハチソン/エイドリアン・タンベイ
#27 アレキサンドレ・コフナウ/ルーカス・リグレ/ルイス・プレッテ

チームWRT
#30 フランコ・コラピント/ベンジャミン・ゲーテ/ジェームス・プル
#31 フランク・バード/バルディマール・エリクセン/富田竜一郎

アテンプト・レーシング
#99 アレックス・アカ/マックス・ホファー/ファビアン・ラベルニュ

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