ペルセウス座流星群が極大に 今年は8年に1度の好条件、13日明け方に1時間あたり50個観測のチャンス

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2021年08月04日 06:02  BIGLOBEニュース

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ペルセウス座流星群/画像提供:国立天文台

ペルセウス座流星群が、8月13日4時頃に最も活発に活動する極大を迎える。13日の明け方(東京では3時台)が最も多くの流星が出現するが、11日から13日までの3夜も普段より多くの流星を観察することができる。


国立天文台によると、今年は8月8日が新月であるため12日頃はほとんど月明かりの影響がなく、「とても良い条件で流星を観察することができる」とのこと。このように極大の条件と月の条件の両方が好条件となるのは、「8年に1度」としている。いずれの夜も、21時頃から流星が出現するようになり、0時過ぎの数時間から明け方に近づくにつれて流星の数が多くなる見込みとなっている。13日の明け方、空の暗い場所で観察した場合に見える流星の数は、最も多い時で1時間あたり50個程度になるという。


観察にあたっては、望遠鏡や双眼鏡などは不要で肉眼での観察が適している。流星の中心となる放射点は北東のペルセウス座付近だが、特定の方角だけに出現はしないため、どの方角を向いていても観察可能。空の広い範囲を見渡せる暗い場所で、目が屋外の暗さに慣れるまで15分以上眺めると良いとしている。


ペルセウス座流星群は、1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とともに、「三大流星群」と呼ばれる多くの流星が出現する流星群。条件が良い年には、最大で1時間あたりおよそ40個の流星を観測することができる。極大の時期がお盆や夏休みの時期と重なるため、観測しやすく人気の流星群となっている。


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