オリックスの新助っ人ラベロが入団会見「何打席か立てばチームに合流できる」

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2021年08月12日 16:32  ベースボールキング

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入団発表記者会見を終え自身のネーム入りタオルを掲げるラベロ<写真=北野正樹>
◆ 打線に厚みをもたらす存在に

 オリックスは12日、先日獲得を発表したドジャーズ傘下の3Aでプレーしていたキューバ出身のランヘル・ラベロ選手(29)の入団記者会見を実施。185センチ、106キロの右投げ右打ち内野手は 「チームが勝つために一生懸命、優勝するための手助けをしたい」と新天地での抱負を語った。

 メジャーでの出場は通算42試合で、13打点、3本塁打、打率.189ながら、マイナーでは通算896試合に出場し、509打点、70本塁打、打率.302と活躍。今季は3Aで26試合に出場し、91打数37安打、27打点、8本塁打の打率.407をマークしていた。

 ここ数年、オリックスが助っ人候補に挙げていたことについて、ラベロは「エージェントから聞いて知っていた」と語り、今回のオファーに応じた理由については「毎日プレーすることが僕の基本で、チームの勝利に貢献することに重きを置いている」と主張。出場機会を増やし、より多くの打席に立つことを念頭に日本でのプレーを選択したことを明かした。

 また、守備位置については、「一塁が主で、左翼も守れる。どのポジションでも必要とされるなら守る」と述べ、打撃に関しては「とにかくバットの芯でとらえられるボールを常に待ち、しっかりと芯でとらえれば打てる」と、好球必打を意識していることを強調した。

 オリックスについては、「1996年が最後の優勝の年で、イチローも在籍していた。今年は優勝を実現させたい」と語り、「しっかりと準備をしてきた。二軍で何打席か立てばチームに合流できる」と意気込んだ。

 ラベロは7月28日に来日し、2週間の隔離期間を経てチームに合流。 オリックスの福良淳一GMは「広角に打ててパワーもあり勝負強い」と新助っ人を評価しており、その活躍に期待がかかる。

 ロメロの退団、モヤが万全ではないなど、打線の厚みに一抹の不安を抱えるだけに、早期のチーム合流が待たれるところ。なお、背番号は「42」で、年俸3500万円(推定)の単年契約となっている。。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)


【動画】今春のスプリングトレーニングで適時二塁打を放つラベロ

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