パイレーツ・筒香、移籍後初スタメンは4の1　ド軍守護神から2戦連続の二塁打

○ ドジャース 4 − 3 パイレーツ ●
＜現地時間8月17日　ドジャー・スタジアム＞

　パイレーツへ移籍した筒香嘉智外野手（29）が17日（日本時間18日）、敵地で行われた古巣・ドジャース戦に「4番・一塁」でスタメン出場。3打席ノーヒットで迎えた9回、相手守護神から2日連続となる二塁打を放ち、移籍後2試合連続安打をマークした。

　筒香は移籍後初スタメン。2012年にサイ・ヤング賞を獲得したドジャースの先発左腕・プライスと対戦し、先頭だった2回の第1打席は左飛に倒れた。4回は1点差に迫り、なおも無死二塁の好機で再びプライスと対峙。2球目のカットボールを角度よく弾き返したが、打球はフェンスオーバーとはならず右飛に倒れた。それでも、二塁走者が三塁へタッチアップし進塁打に。次打者の得点につなげパイレーツは2−2の同点に追いついた。

　6回の第3打席は2番手右腕・クネバルと対戦し一ゴロ。2点を追う9回は、代打で二塁打を放った前日に続きドジャースの守護神・ジャンセンと対戦。5球目のカットボールを捉えた打球は三塁線を破る二塁打となった。筒香は一死後、代打・モランの中前適時打で生還。しかし、パイレーツの反撃は1点止まりで、筒香は4打数1安打1得点で今季の通算打率は.167となった。

　筒香は渡米2年目の今季、レイズで開幕を迎えたが26試合の出場で打率.167、0本塁打、5打点と低迷。浮上のきっかけをつかめぬまま5月11日（同12日）にメジャー出場の前提となるロースター40人枠から外すDFAの手続きを取られ、事実上の戦力外となった。同15日にドジャースへ移籍したが、2球団目も12試合の出場で打率.120、0本塁打、2打点と結果を残せず。6月9日（同10日）に右ふくらはぎの張りで負傷者リスト入りし、そのままメジャー出場の前提となる40人枠から外れた。

　それでも、ドジャース傘下3Aオクラホマシティーで43試合に出場し、打率.257、10本塁打、32打点をマーク。16日にパイレーツとメジャー契約を結んだ際は、「マイナーでいい感覚で帰ってこられた。自分にすごく期待しています」と自信を口にしていた。前日の同戦は9回に代打で出場し、ジャンセンから左翼線を破る二塁打を放ち新天地デビュー。これで移籍後2試合連続安打とした。