EWC:鈴鹿8耐の開催中止を鈴鹿サーキットが発表。一度延期も2年連続で開催叶わず

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2021年08月19日 17:01  AUTOSPORT web

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2019FIM世界耐久選手権(EWC)鈴鹿8時間耐久ロードレース
8月19日、株式会社モビリティランドは11月5〜7日に三重県・鈴鹿サーキットで行われる予定だった『2021 FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』を新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催を中止すると発表した。

 鈴鹿8耐は、“真夏の祭典”として例年7月に開催されている二輪の耐久レースだ。1978年に初開催されてから、夏の一大イベントとして多くのファンに親しまれており、2019年は4日間合計でMotoGP日本GPより多い10万9000人を動員した。

 しかし、2020年は7月から11月に延期された後、「国内外における新型コロナの感染拡大状況や各地域での防止対策、海外からの渡航に関する規制解除の見通しが立っておらず海外チームの入国が難しい」ことから、中止されることが決定。延期や中止になった例は昨年が初めてとなり、第42回大会で連続開催が途絶えることになった。

 2021年の鈴鹿8耐は開催実現を目指し、7月15〜18日にスケジューリングされたが、11月5〜7日に延期。そして今回、FIM世界耐久選手権のプロモーターであるユーロスポーツ・イベンツと合意に達したことから、鈴鹿8耐の主催者であるモビリティランドは「国内チームと海外チームが混在しており、防疫のための活動単位(バブル)運用が困難であることや、現段階で海外関係者の日本入国が見込めない」ことを理由に2年連続で中止する判断を下した。

 また、2021年で得た鈴鹿8耐の参戦権利は2022年に繰り越されることが決定しているため、8耐トライアウトで出場権を獲得した鈴鹿8耐の常連チームや全日本ロードに参戦しているチーム、Kawasaki Racing Team Suzuka 8HやTEAM HRCの参戦が期待できる。

 2021年シーズンのEWCは6月12〜13日の第1戦ル・マン24時間、7月17日の第2戦エストリル12時間は完了。残りは9月18〜19日に第3戦ボルドール24時間が行われ、代替レースとしてチェコで開催される10月9日の第4戦モスト8時間を追加して幕を閉じる日程となる。

 株式会社モビリティランド代表取締役社長田中薫氏は「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースについて、2年ぶりの開催を目指して準備を進めてまいりましたが、やむなく中止の決断をいたしました」とコメントを発表している。

「我々にとって、とても大切なレースである鈴鹿8耐が2年連続で中止という、極めて悔しい決断となりましたが、ファンの皆様、関係者の皆様のためにも、2022年の鈴鹿8耐が、より一層魅力あるものとなるよう準備を進めてまいります」

 日本で行われる予定だったモータースポーツの世界選手権の中止は、ツインリンクもてぎで開催予定だった2輪レースの最高峰MotoGP日本GP、富士スピードウェイで開催予定だったWEC世界耐久選手権、鈴鹿サーキットで開催予定だった4輪レースの最高峰F1日本GPに続くものとなる。

このニュースに関するつぶやき

  • そりゃそうなるでしょうね。。。 8耐はレース期間中、レースクイーンやキャンペーンガール目当てに出歯亀集まってクラスター発生しちゃう可能性高いっすからね。
    • イイネ!8
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