DeNA・濱口がチームの4連勝へリベンジ誓う! カギは“怪物ルーキー”封じ「自分のスイングをさせないように」

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2021年08月23日 16:44  ベースボールキング

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24日の登板に向けて横須賀で調整を行ったDeNA濱口<球団提供>
◆ フォアボール<腕を振る

 DeNAの濱口遥大が23日、横須賀で行われた投手指名練習後、翌24日に行われる阪神戦の登板に向けて抱負を語った。

 前回17日の阪神戦は先発として5回2/3を3失点で敗戦投手となったが、濱口は「前回は四球が6つもあって、テンポのいいピッチングではなかった。特に立ち上がりの2回までに5つ…」と課題を明らかにしつつ、「探り探りというよりは、どんどん1球目から腕を振ってリズムを作っていきたい。自信を持ってストライクゾーンで勝負をしていく」と改善を誓った。

 また、川村丈夫投手コーチも「制球がいきなり良くなることは考えにくい。一番の特徴の腕を振って行くスタイルをブレずにやってほしい。そっとストライクを投げて打たれると本末転倒」と語り、四球にはある程度寛容な姿勢を示した。

 濱口も「少ないに越したことはないですし、0に越したこともないですけど」と前置きしつつ、「前回は殆どが無駄で、勝負しきれなかった四球。(阪神は)長打もある打線ですし、走者が出ると足を絡める作戦もあるので、厳しい所を突きながら勝負しにいった結果であれば仕方がない」と、割り切って猛虎打線に対峙していく考えを明らかにした。


◆ 怪物ルーキー対策は!?

 前回17日の対戦で3打数3安打2本塁打3打点といいようにやられ、通算でも打率.571と打たれている佐藤輝明については、「上手く打つなと感じました。僕の中ではほぼほぼ完璧に打たれた」と脱帽。しかし「自分の持ち味は何かを考えて奥行きで勝負したり、横を広げてみたりと自分のやるべきことをやらないといけない」と語り、「打球が上がると怖いので、いかに自分のポイントで、自分のスイングをさせないように勝負していかがポイントになる」と、打開策を練った。

 濱口は「チームは今いい状態できてますし、連勝もまだ続いている。しっかりとその勢いに乗って自分のボールで勝負していきたい」と続け、2週連続での阪神との対戦にも「幸いなことにすぐ次の週にやり返すチャンスがある。とにかくやり返したい!」とリベンジを宣言。初の開幕投手を務め、序盤戦では6試合連続QSを達成するなど、ケガ人が続出した前半戦のローテを支え続けた左腕が、先週の借りをキッチリと返す構えだ。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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