食料サミット「日本は消費大国の責任自覚を」=石井菜穂子東大理事インタビュー

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2021年09月23日 09:02  時事通信社

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時事通信社

写真石井菜穂子東大理事兼グローバル・コモンズ・センターダイレクター(東大提供)
石井菜穂子東大理事兼グローバル・コモンズ・センターダイレクター(東大提供)
 23日に開かれる国連食料システムサミットを控え、石井菜穂子東大理事兼グローバル・コモンズ・センターダイレクターは22日までにインタビューに応じた。石井氏は気候変動問題などのプロジェクトに資金提供する国際機関「地球環境ファシリティー(GEF)」で、最高経営責任者(CEO)を務めた。持続可能な食料体制の構築に向け、日本は消費大国としての責任を自覚し、環境への影響を考慮すべきだと強調した。主なやりとりは次の通り。

 ―干ばつによる穀物価格の高騰など異常気象の影響が家計にも出ている。

 従来も海温上昇による不漁などがあったが、異常気象で(農業も含め)さらに強烈な影響を受けている。気候変動に対処する余力のない小規模農家への支援を含め、生産や加工、流通、販売、消費まで全体で気候変動に対して弾力的な仕組みにするべきだ。

 ―消費者も問題意識が求められる。

 食料システムは、気候変動の影響を受けると同時に、(森林開墾に代表されるように)温暖化の加害者でもある。食品の6割超を輸入に頼る消費者として、日本がどう貢献するか考えなくてはいけない。

 ―政府は5月、環境負荷を小さくする食料の新戦略を策定した。

 生産から消費まで全体で環境負荷を考えた点で画期的だ。ただ、戦略内で触れている環境コストの「見える化」は道半ば。国内外の生産過程で生じた温暖化ガスの排出量など実態を明らかにし、消費者が選べるようにすることが重要だ。 

このニュースに関するつぶやき

  • 中国とかインドが頑張らないといけないと思う。中国の文化で全てとは言わないけど食事は多く提供して残すのがマナーみたいな所があるからね。
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  • 問題の本質は、日本ではなく中国なんじゃ( `ー´)ノ中国は耕作放棄地が、毎年日本の耕作面積ぐらいずつ増えてるらしい。日本もソーラーで、似たようなことしてるが。
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