【角田裕毅F1第15戦密着】予選は雨予報もアプローチは変えず「ドライでの走行は貴重」とレース向けセットアップに集中

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2021年09月25日 11:51  AUTOSPORT web

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写真2021年F1第15戦ロシアGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第15戦ロシアGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
 2021年F1第15戦ロシアGP開幕前日の木曜日に、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は週末に向けてこう語っていた。

「今週末も天候が荒れるという予報があるので、本当にそうなったら、FP2のリザルトがレースのグリッドに影響するかもしれません。とはいえ、いつも通りのアプローチをとっていこうと思います」

 角田が語っていたことは冗談ではなかった。金曜日の午後に予選を終了したFIA-F3は、土曜日の朝に行う予定だったレース1を金曜日の夕方に前倒しして、午後5時25分から開始した。

 この時点でF1の土曜日のスケジュール変更は決定していなかったが、地元の天気予報では土曜日は午後12時から午後3時までがもっとも雨量が多くなっており、今年のベルギーGPのレースのように、何度か遅延した後に、土曜日に予選を行えなくなるケースも考えられる。

 もしそうなれば、予選は日曜日に順延となるが、今回はサポートレースがFIA-F2だけでなく、F3も組み込まれており、日曜日に新たなレース枠を作るのは至難の業。もし、日曜日にも予選が行えない場合は、レギュレーションによって金曜日の最後に走行したフリー走行2回目の成績が反映されることになるだろう。

 角田が木曜日に口にしたのは、そのことだった。つまり、フリー走行2回目が事実上の予選となる。そうなると、フリー走行2回目でプッシュしなければならないのだが、それでも角田は後半戦に入ってから守り続けているグランプリウイークエンドの戦い方を変えるつもりはなかった。それは一気に攻めるのではなく、段階を踏んで少しずつ限界を探っていくというアプローチだ。

 プッシュすれば、上のポジションを得ることができる反面、ミスをして万が一マシンにダメージを与えれば、レースに向けた準備がどうしても十分には行えなくなるからだ。

 しかも、この日のソチ・オートドロームは角田にとって、プッシュできる路面コンディションではなかった。

「今日は全体的なグリップ不足に苦戦していました」(角田)

 そのため、金曜日の角田は雨の土曜日の予選ではなく、ドライになることが予報されている日曜日のレースに向けたセットアップに時間を費やした。

「日曜のレースは晴れると思うので、ドライでの走行は貴重です。マシンのパフォーマンスがいいことはわかっているので、今夜はデータを確認して、自分の改善点がどこかを見る必要があります。天候の影響がどうなるかはわからないので、フリー走行3回目と予選に向けて、できる限りの準備を金曜日のうちにしておかなければなりません」(角田)

 果たして土曜日のソチ・オートドロームでロシアGPは開催されるのか。天気予報が大きく外れなければ、今年のロシアGPは第12戦ベルギーGP以来、3戦ぶりの雨の予選になる。もし予選を土曜日に行えず、日曜日に順延となれば、2019年F1第17戦日本GP以来となる。

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