美人コンパニオンさんがわんさか! ねとらぼの記者が世界3大ポーカー大会「WPT」に出たら盾をGETしてプロ契約をオファーされた話

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2021年09月26日 21:03  ねとらぼ

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写真WPT Japan 2021 Main Event
WPT Japan 2021 Main Event

 ねとらぼ編集部のKikka記者がポーカー世界大会の1つ、「World Poker Tour Japan 2021 Main Event」に出場し、入賞を果たしました。今回は3日間にわたって本選を戦い抜いたKikka記者によるレポートをお届けします。



【画像で見る:美人コンパニオンさんたち】



●Kikka記者によるレポート



 こんにちは、ポーカー歴3カ月のねとらぼ編集部員・Kikkaです。



 YouTubeチャンネルの視聴をきっかけにポーカーを始めた私が出場したのは、「World Poker Tour(通称:WPT)」の日本大会。世界各地で開催されているWPTは“世界三大ポーカー大会”とも言われている大きな大会で、2018年からは日本でも「WPT Japan」が開催されています。



 今回はサミーが提供するスマホアプリ「m HOLD'EM(エムホールデム)」にて開催されていたサテライト(予選)を勝ち抜き、「WPT Japan 2021 Main Event」の出場権を獲得できました。



 このほかにもサテライトは全国のアミューズメントポーカールームで開催されており、総出場者数は驚異の11万人だったそうです。



 そこから本戦へ出場したのは1291人。大崎(東京)にあるサミー本社で3日間かけて優勝を争っていきます。



●いざ本選に出場



 入口できれいなコンパニオンさんが検温と手指の消毒を促してくれていざ会場へ。ポーカープレイヤーカードというものを作ってもらい、14番テーブルのシート5に着席しました。



 あまりライブポーカー(実際にカードを触ったりチップを触ったりしてプレイするポーカー)経験のない筆者は「WPTオリジナルチップ」に感激しながら、2万点分のチップが正しく配られているか確認します。



 が、ここで一つ気づきました。隣のお兄さんも、向かいのナイスミドルも明らかに2万点よりも多い……!



 それもそのはず、WPT JAPAN2021ではサテライト1回通過で2万点、2回通過で3万点、3回通過で4万点と、予選通過の回数によって手持ちの点数が異なるのです。というわけで圧倒的に不利なスタートを迎えましたが、アミューズメントポーカールームに何度も通って見事サテライトを通過した実力者の皆さんと、無料で遊べるポーカーアプリで出場権を得た私がそもそも同じテーブルに座ること自体がすごいよなと切り替えました。



 そして10時ちょうどに大会のMC・岡田拓海さんの掛け声で試合がスタートしました。



●約0.024%を引き当てた!



 ポーカーの大会ではブラインドと呼ばれる場代が時間経過とともにどんどん上がっていくので、いいハンドが来るまでずっと降り続けていたらどんどんチップが減っていってしまうのですが、序盤は筆者のもとにいいカードがあまり来ず。



 厳しい状況が続いていたその時でした。「10(ハート)と10(ダイヤ)」というそれなりに良いカードが配られました。「これはチャンス!」とゲームに参加してみると、最終的に10のカードが4枚そろう「フォーカード」という超強い役が完成。出現確率は約0.024%なので、4165回に1回ぐらいですね。向かいのナイスミドルとの一騎打ちを制し、2万5900点までチップを増やすことができました。



 その後もハンドが入らない中ですべてのチップを賭ける「オールイン」の特大ブラフを何度が繰り返して休憩に突入しましたが、今回の大会の過酷さは試合の内容だけではありませんでした。



 それは、建物の中にコンビニや自動販売機がないこと。本大会では感染症予防対策により「ペットボトル飲料のみ」持ち込みが可とされていたことから、ペットボトルを2本持ち込んでいた筆者ですが、会場が意外と暑くて前半戦ですっかり飲み切ってしまいました。



 かといって、休憩は2時間に一度10分〜15分与えられるのみ。お手洗いに行けばあっという間に試合が始まってしまいます。



 試合中の離席は認められているので、場代を諦めて離席……も考えましたが、筆者の持ち点は2万5900点。トップの人が10万点近く持っている中でじりじり削られる場代の打撃は小さくないので、ここからは水分補給なしの気力勝負に出ることを決めました。



 そこからなんやかんやあってオールインすること2回。途中同卓のおじさんがルール違反すれすれのプレイをしてしまって、フロアマンが呼ばれることもあるなど多少のトラブルにも見舞われましたが、20時ごろに「ここからラスト5ハンドで本日の試合終了です」というアナウンスがあり、無事にDAY1を9万500点残しで終了しました。



 初日では約350人のプレイヤーが脱落し、平均が10万1323点だったのでまずまずの成績を収められましたが、筆者は水分補給の失敗に加えて初めて10時間ぶっ続けでポーカーを打つという経験をしたためややグロッキーな状態。翌週に控えるDAY2に思いを馳せながら帰宅の途につきました。



●DAY2に出場



 翌週、またまたやってきました大崎のサミー本社。



 前回とは違い、外の景色がよく見えるテーブルでプレイを開始しました。周りを見渡してみると、ポーカー系YouTuberのマサキングさんや、WSOPC2021 PLOで優勝を果たしたりゅうたろうさんなどの有名プレイヤーがずらり。



 1291人中勝ち進んだ281人がプレイする中、アベレージよりも少ない点数でスタートした焦りもあり、序盤は「弱い手なのに大きく賭けて負ける」「相手に降りてほしくて大きく賭けたが降りてもらえずブラフ失敗」といった大きなミスを連続でしてしまい、大幅に点数を減らしてしまいました。



 と、ここでテーブルチェンジのご案内が来ました。テーブルチェンジとは卓のバランスを保つために大会運営者さんから席替えをお願いされるということで、新しいテーブルには、金属製のチップを持っている人たちがゴロゴロいます。黒×金色のこのチップは10万点チップというとんでもない高額チップで、それを何枚も持っている人のもとに6万点しかもっていない人が入ることの怖さたるや尋常ではありません。



 「ナンテコッタイ」の顔文字が頭をちらつく中、ここで奇跡が起きます。ストレート(数字の数が連続しているカードが5枚完成)とフラッシュ(同じ柄のカードが5枚完成)の可能性のあるボードで私は最強のカードAを含むフラッシュ(ナッツ)が完成。明らかに最強の手の状態でストレートを持っている相手がオールインしてきたのです。



 これによりチップを大幅に増やすことに成功した私はその後もとんとん拍子でチップを増やしまくって23万1500点まで爆増。調子に乗って相手のオールイン要求を受けたら13万点まで減らしてしまったりと、1つのプレイで大勝ちしたり、大負けしたりを繰り返していきます。



 そして先ほど大きくチップを奪ったお兄さんが大賭けしてきたゲームで再び競り勝ち、25万点から40万点にまでチップを増量したところ、再びテーブルチェンジのご案内が来ました。



●まさかの全体1位へ



 そして私が座ったのは魔のテーブルでした。過半数が50万点以上持っており、1回に賭ける点数は先ほどまでのテーブルと桁違い。本日2度目の「ナンテコッタイ」の顔文字が脳裏を駆け巡る中、今度は固くプレイしていこうと誓った矢先のことです。会場であるアナウンスが行われました。



「このレベル終了後にチップリーダーの方にはスプリンター賞と500ドルの選手契約がオファーされます!」



 チップリーダーというのは、全体で1位のチップ量を持っている人のことで、私が座ったテーブルにはチップリーダー候補がゴロゴロ。アナウンス後は全員がチップリーダーを目指して超アグレッシブなプレイを始め、高額チップがあっちへこっちへどったんばったん大騒ぎです。



 そんな中私のもとへやってきたのは「QQ」という上から3番目に強いカード。これは行くっきゃない。ミニマムレイズした矢先、ボードにはQが一枚落ちて「スリーカード」という役が完成しています。ここでチップリーダー大本命のお兄さんがオールインをコール。



 スリーカードよりももっと強い手の可能性がある状況で完全に私を降ろしにかかっていますが、「この大一番で降りてしまうのはポーカープレイヤー失格」と、私は意を決して高額チップを指で弾いて投入。オールインコールを選択しました。



 これで負けたら私のWPTは終わりーー。この日一番の超ビッグゲームにほかのテーブルからも見物人が訪れる中、私が勝利をおさめ、一気に76万7000点を獲得。全体のチップリーダーに躍り出ました。



 運営の人がババババッと走ってきて、ガラス製の立派な盾や500ドル分の選手契約オファーをいただいて恐縮しきりですが、先ほどまでチップリーダーの大本命だったお兄さんの気持ちや、惜しくもチップリーダーに届かなかった別テーブルのプレイヤーのことを思うとなんだか複雑な心境です。



 とはいえポーカーは勝負。残り96人の時点で117万点まで伸ばし、途中60万点まで減らしたところから再び114万点に回復させ、最後は146万5000点と全体5位でDAY2を通過しました。



 この日は何人かの方に「さっきQQ(クイーンズ)でオールイン受けた人ですよね! やばすぎました!」「お姉さんポーカーうますぎ!」といったお声がけを言われてまんざらでもない表情で帰宅。翌日に控えるDAY3(最終日)に向けて早めに床に就きました。



●いくぞ、WPT優勝!



 一睡もできないままに足取り重くたどり着いたDAY3の会場。金色のチップをジャラジャラ持った私はこの日あることを決めていました。それは“優勝を目指す”こと。



 WPTのような大きな大会ではある程度の順位から入賞となり、賞金(国内大会の場合は海外渡航費の援助など)が出るため、多くのプレイヤーはまずこの入賞を目指します。しかし、入賞を目指してプレイするということはある意味で“守りに入る”ということ。



 今回私が運良く勝ち進んで来られたのは“超強気プレイ”と“超堅実プレイ”をバランスよく織り交ぜる戦略がうまくハマったからですが、最終日の今日はバリバリの“超強気プレイ”で行こうと決めました。



 そしてファーストハンド。私のもとにやってきたのは「66」のポケットペアです。周りのプレイヤーを降ろすために大賭けしたそのとき、一人のお兄さんがそれに乗ってきました。



 昨日私が「QQ」で大きくチップを奪ったあのお兄さんです。



 私が持つ「66」ははっきり言って激弱の手です。お兄さんを降ろしておかないと大変なことになります。お兄さんのチップ量は60万点ほどであることを確認し、私は「オールイン」をコール。するとお兄さんもすかさずコールして、出てきたのはなんと「QQ」。お兄さんは昨日「QQ」で大敗を喫し、翌日「QQ」でチップを奪い返したのです。



 これには思わず私も拍手。テーブルにいたすべてのプレイヤーが「あれはお兄さん普通降りるよ」と声をかける中、お兄さんは「普段なら降りますが昨日のお姉さんのプレイを見ていたので、コールしました」と教えてくれました。お兄さん、ナイスプレイ。完全に見破られていました。



●5連続オールインの結末は



 ここから私のもとには「JJ」などの強いハンドがやってきますが、オールインしたときに限って相手にラッキーな展開が訪れてしまう「バッドビート」が続きます。



 テーブルチェンジのご案内が来たときには、50万点ほどしかなくなっており、大ピンチです。



 起死回生のチャンスが訪れたのは「KJ」というハンドがやってきたときで、ボードには「K」が2枚と「A」が1枚、しかも私にはフラッシュの可能性もあるという状況です。「K」のスリーカードは強い役ですし、私は「AK」か「AA」にしか負けていないという状況で、「K」は自分が押さえているためかなり有利です。



 ここでチップが大幅に少なくなっていた隣のお兄さんが「オールイン」をコールし、私は相手が「Aと弱いキッカー(弱い数字のカード)」だと推測してこのオールインを受けました。すると現れたのはまさかの「AA」。超プレミアハンドで、あっさりと30万点ほど取られてしまいました。



 そこから体制を立て直すことはできず、最後は「K10」のハート揃いでオールインして10がヒットしましたが、相手の「AJ」にAをヒットさせられ終了。全体の30位で「WPT Japan 2021 Main Event」を終了しました。



 試合終了後、MC岡田さんにインタビューをしていただき、「大きな大会の経験はほとんどないままにm HOLD'EM(エムホールデム)の予選を勝ち抜いてここまで来た」とコメントすると、会場からは大きな拍手が送られ、プレイヤーの皆さんからは「ナイスプレイ!」「よく頑張った!」といったお声をいただきました。



 帰り際には30位入賞の賞品として680ドル分の選手契約のオファーを受け、これを快諾。WPT指定の大会に出場する際には、スプリンター賞と合わせて1180ドル分の援助をいただける選手契約を結びました。



●取材後記



 「WPT Japan 2021 Main Event」に出場することを報告した際には、まさか自分が選手契約までしていただけるような成績を収められるとは思っておらず、ねとらぼ編集部にとってもまさかまさかの結果となった本大会。まずは感染症予防対策を徹底したうえで大会が開催されたことを本当にありがたく思っています。



 またプレイ歴3カ月の人でも入賞を果たせるマインドスポーツはそうそうないため、「ポーカーってやっぱり面白い!」と思いつつも、優勝が手が届く圏内にいたこともあったため、30位という結果には悔しさを感じています。



 今回の取材中、たくさんのポーカープレイヤーからある言葉をかけられました。



 それは「日本でポーカーがもっと流行るような楽しい記事を書いてください!」というもの。



 ポーカーは国籍、年齢、バックグラウンドを問わず楽しめるマインドゲームです。来年はもっと多くの選手がWPT JAPANに挑戦してくれたらいいなと思いますし、私も次は優勝できるように、もっとポーカーが上手くなれるように勉強を続けたいと思います。



(Kikka)


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