グリッケンハウス欠場、ポルシェは追加ドライバーを登録。WEC、バーレーン2連戦のエントリー発表

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2021年09月27日 16:21  AUTOSPORT web

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2021年WEC第5・6戦バーレーン、最高峰ハイパーカークラスはトヨタとアルピーヌの計3台による争いとなる
WEC世界耐久選手権は2021年第5戦バーレーン6時間レース、および第6戦バーレーン8時間レースの暫定エントリーリストを9月20日付で公開した。2レースともに4クラス計32台の車両がリストに名を連ねている。

 グリッケンハウス・レーシングがこの2戦を欠場することになり、最高峰ハイパーカークラスは3台での争いとなる。また、最終戦となる8時間レースではLMGTEプロクラスのポルシェGTチームが、3人目の追加ドライバーを登録している。

 2021年のWECは当初、第5戦として日本の富士スピードウェイでの6時間レースが予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミックに関連する渡航制限等の影響を受けキャンセルとなり、バーレーンでの6時間レースに置き換わった。

 同時に当初からバーレーンで予定されていた第6戦の開催日程も変更され、第5戦の6時間レースが10月30日、第6戦の8時間レースが11月6日と、2週連続バーレーンでレースが開催され、シーズンが閉幕するスケジュールへと改められている。

 開幕前の時点でチームが示唆していたとおり、今季ノンハイブリッドのル・マン・ハイパーカー(LMH)『グリッケンハウス007 LMH』を投入したグリッケンハウス・レーシングは、このバーレーン2連戦を欠場することとなった。

 ポディウム・アドバンスド・テクノロジーズ、およびヨースト・レーシングがサポートするグリッケンハウス・レーシングは、2022年シーズン開幕戦となる“地元”アメリカでのセブリング1000マイルレースから、活動を再開するものと理解されている。

 このためバーレーンでのハイパーカークラスは、トヨタGAZOO Racingの2台のGR010ハイブリッド、そして規則移行年の特例措置としてLMP1ノンハイブリッド車両のアルピーヌA480・ギブゾンで参戦するアルピーヌ・エルフ・マットミュート、計3台での争いとなる。3台のドライバー陣容は、今季これまでと変化はない。

 第5戦は優勝で25ポイント、長距離戦となる第6戦では1.5倍の38ポイントが獲得可能となるが、現在ポイントランキング首位のトヨタ7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)の、トヨタ8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)に対するリードは、わずかに9ポイントとなっている。

 通常、6時間レースをドライバー2名で戦うLMGTEプロクラスでは、第2戦ポルティマオ8時間、第4戦ル・マン24時間に続き、第6戦の8時間レースでポルシェGTチームが第3ドライバーを登録している。

 これまでの2イベント同様、フレデリック・マコウィッキが91号車ポルシェ911 RSR-19のジャンマリア・ブルーニ/リヒャルト・リエツ組に、マイケル・クリステンセンが92号車のケビン・エストーレ/ニール・ジャニ組に加わる。なお、第5戦の6時間レースでは、通常どおりドライバー2名体制を採る。

 一方、同クラスでポルシェのライバルとなるAFコルセでは、第5戦、第6戦ともに、ドライバーはそれぞれレギュラーの2名が維持される。ル・マンでクラス優勝を果たしたAFコルセ51号車フェラーリ488 GTE Evoのアレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド組は、ポルシェのエストレ/ジャニ組を12ポイント差でリードしている。

 ポルシェの2名の追加ドライバーを除き、最終2レースのエントリーリストは現時点で同一内容となっている。

 第2戦ポルティマオ、第4戦ル・マンに参戦したLMGTEアマクラスのケッセル・レーシングも、バーレーンのエントリーリストには含まれている。過去2戦と同様、CARGUY Racingを率いる木村武史がスコット・アンドリュース、そして2022年にはプジョーのLMHドライバーとなるミケル・イェンセンとトリオを組んで参戦する。

 また、今季WECにフルシーズン参戦している日本のDステーション・レーシングも、星野敏/藤井誠暢/アンドリュー・ワトソンという不動のトリオでエントリーしている。

■2021WEC第5戦/第6戦バーレーン 暫定エントリーリスト(9月20日付)
No.ClassTeamCarDriverTyre7 HYPERCARトヨタ・ガズー・レーシングトヨタGR010ハイブリッドM.コンウェイ小林可夢偉J-M.ロペスMI8 HYPERCARトヨタ・ガズー・レーシングトヨタGR010ハイブリッドS.ブエミ中嶋一貴B.ハートレーMI36 HYPERCARアルピーヌ・エルフ・マットミュートアルピーヌA480・ギブソンA.ネグラオN.ラピエールM.バキシビエールMI1 LMP2リシャール・ミル・レーシング・チームオレカ07・ギブソンT.カルデロンS.フローシュB.フィッセールGY20 LMP2 ProAmハイクラス・レーシングオレカ07・ギブソンJ.マグヌッセンA.フィヨルドバッハD.アンデルセンGY21 LMP2 ProAmドラゴンスピードUSAオレカ07・ギブソンH.ヘドマンJ-P.モントーヤB.ハンリーGY22 LMP2ユナイテッド・オートスポーツUSAオレカ07・ギブソンP.ハンソンF.シェーラーF.アルバカーキGY28 LMP2JOTAオレカ07・ギブソンS.ゲラエルS.バンドーンT.ブロンクビストGY29 LMP2 ProAmレーシング・チーム・ネーデルランドオレカ07・ギブソンF.バン・イアードG.バン・デル・ガルデJ.バン・ウィタートGY31 LMP2チームWRTオレカ07・ギブソンR.フラインスF.ハプスブルクC.ミレッシGY34 LMP2インターユーロポル・コンペティションオレカ07・ギブソンJ.スミエコウスキーR.バン・デル・ザンデA.ブランドルGY38 LMP2JOTAオレカ07・ギブソンR.ゴンザレスA.F.ダ・コスタA.デビッドソンGY44 LMP2 ProAmARCブラティスラバリジェJS P217・ギブソンM.コノプカO.ウェッブTBAGY70 LMP2 ProAmリアルチーム・レーシングオレカ07・ギブソンE.ガルシアL.デュバルN.ナトGY51 LMGTE ProAFコルセフェラーリ488 GTE EvoA.ピエール・グイディJ.カラドMI52 LMGTE ProAFコルセフェラーリ488 GTE EvoD.セラM.モリーナMI91 LMGTE ProポルシェGTチームポルシェ911 RSR-19G.ブルーニR.リエツF.マコウィッキ*MI92 LMGTE ProポルシェGTチームポルシェ911 RSR-19K.エストーレN.ジャニM.クリステンセン*MI33 LMGTE AmTFスポーツアストンマーティン・バンテージAMRB.キーティングD.ペレイラF.フラガMI46 LMGTE Amチーム・プロジェクト1ポルシェ911 RSR-19D.オルセンTBATBAMI47 LMGTE Amチェティラー・レーシングフェラーリ488 GTE EvoR.ラコルテG.セルナジョットA.フォコMI54 LMGTE AmAFコルセフェラーリ488 GTE EvoT.フローF.カステラッチG.フィジケラMI56 LMGTE Amチーム・プロジェクト1ポルシェ911 RSR-19E.ペルフェッティM.カイローリR.ペーラMI57 LMGTE Amケッセル・レーシングフェラーリ488 GTE Evo木村武史M.イェンセンS.アンドリュースMI60 LMGTE Amアイアン・リンクスフェラーリ488 GTE EvoC.スキアヴォーニA.ピッチーニM.クレッソーニMI77 LMGTE Amデンプシー・プロトン・レーシングポルシェ911 RSR-19C.リードJ.エバンスM.キャンベルMI83 LMGTE AmAFコルセフェラーリ488 GTE EvoF.ペロードN.ニールセンA.ロベラMI85 LMGTE Amアイアン・リンクスフェラーリ488 GTE EvoR.フレイM.ガッティングTBAMI86 LMGTE AmGRレーシングポルシェ911 RSR-19M.ウェインライトB.バーカーT.ギャンブルMI88 LMGTE Amデンプシー・プロトン・レーシングポルシェ911 RSR-19TBATBATBAMI98 LMGTE Amアストンマーティン・レーシングアストンマーティン・バンテージAMRP.ダラ・ラナA.ファーフスM.ゴメスMI777 LMGTE AmDステーション・レーシングアストンマーティン・バンテージAMR星野敏藤井誠暢A.ワトソンMI
*=91号車マコウィッキ、92号車クリステンセンは第6戦のみエントリー

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  • SCGはフライアウェイに興味持ってないしそもそも中東、日本は宣伝意味ないと断言してた
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