ダニエル・グレイグ、中継イベント登壇「ファンの皆さんに愛を送ります」

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2021年09月28日 09:58  ORICON NEWS

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写真ロンドンからダニエル・グレイグが中継で登場=映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)(C)Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
ロンドンからダニエル・グレイグが中継で登場=映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)(C)Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
 2005年公開の『007/カジノ・ロワイヤル』以来15年間、ジェームズ・ボンド役(6代目)を演じてきたダニエル・クレイグ。シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)でボンド役を卒業するダニエルが27日、都内で開催された同映画のイベントにロンドンから中継で出演。ボンドとして日本のイベントに登壇するのもこれが最後。ダニエルは日本のファンに向けて何を語ったのか。

【動画】ダニエル・グレイグが中継で登場 イベント映像

 ロンドンのスタジオには、ダニエルのほか、最新作で最凶の敵サフィンを演じたラミ・マレック、映画『007 スペクター』(15念)に続き、ボンドガール(ボンドウーマン)に起用されたレア・セドゥ、キャリー・ジョージ・フクナガ監督が集合。東京の会場には、“日本芸能界における熱烈な007ファン”代表として、歌舞伎俳優の片岡愛之助、女優の前田敦子がロンドンのキャストたちに直撃インタビューした。

 中継がつながると、ダニエルは「みなさんこんにちは。こういう形(バーチャル)でもお会いできてうれしいです。本当は直接お会いしたいですが、それもじきに叶うことだと思います」とあいさつ。ラミは「日本にみんなで行って、ファンの皆さんに会えることを楽しみにしていたけど、残念です。日本にはボンド映画のファンがたくさんいるのを知っているので、応援してください」と語り、日本語で「日本の皆さん愛してます」と添えた。

■素晴らしいベストな人たちを仕事ができた

 「自身にとってジェームズ・ボンドとはどんな存在だったか?」という問いかけにダニエルは「ジェームズ・ボンドは僕にとって、いろんな意味合いを持ちます。 私の人生の15年分数え切れないくらいです。とにかく素晴らしい役を演じ流ことができたということは、非常に恵まれていることだと思います。いちばんよかったのは、ここにいる人たちを含む素晴らしいベストな人たちを仕事ができた。これが一番うれしく思うことです」と、キャストとスタッフに敬意を表して、ボンドを演じた15年間に感謝した。

■5作品を通じて紡がれてきた物語が完結

 フクナガ監督は「最後のダニエルボンド作品で願望が叶った感想は?」という質問に「ダニエルボンドの卒業作品を監督できたことは、とても光栄なことだと思っています。『007/カジノ・ロワイヤル』から5作品を通じて紡がれてきた物語がこうやって完結するわけなんですが、その5作を本に例えると、『カジノー』から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで読み終わって、ああ、いい本だったなあ、というように、みなさんがしみじみ感じてくれればいいなと思っています」と、本に例えて語った。

 また、「監督からみたシリーズの魅力とはなんですか?」という質問には、「世界中の文化であり男性であれば誰もがあこがれる存在だと思うんです。世界的なアイコンになるということは、それだけ魅力があるんじゃないかなと思います」と、思いを語った。

 今回のイベントはYou Tube、Twitterでライブ配信されており、視聴者からの質問タイムも。ラミは「世界を代表する人気シリーズで強烈なヴィラン役を演じた感想」と聞かれ、「まさに、生涯忘れられない光栄で素晴らしい体験になったよ。自分自身、この映画と共に映画史の1ページに刻まれたという感じだね。俳優としてだけではなく、映画ファンとして、この素晴らしい『007』の映画に関われて光栄だし、特にダニエルボンドの最後の作品だったということもうれしい。そして、先にダニエルも言ったように、この映画に携わったスタッフ・キャスト全員が120%の力を出し尽くして挑んだ映画になったんだ。早くみんなに観てもらいたいなと思うよ」と、答えた。

■本物の女性として描かれている

 レア・セドゥには、「世界で一番有名なスパイの恋人を演じるって、どんなお気持ちなんでしょうか?」という質問が寄せられ、「『007 スペクター』の時にも素晴らしい経験をしたけれど、今回戻ってこられたたというのはものすごい喜びでした。素晴らしいキャスト・スタッフ、そしてキャリー監督と仕事をできたことがとてもうれしいです。(マドレーヌという)キャラクターを掘り下げることができました。この経験は仕事以上の意味を持っています。人間としての素晴らしい体験ができ、非常に感激したし感謝しています」と、恋人としてだけではなく、マドレーヌというキャラクターが「本物の女性として描かれている」喜びを語り、「とても感情的な感動できるラブストーリーになった」と、新作に自信をのぞかせた。

 予告編などの映像を見る限り、日本の要素が取り入れられていることが伺える本作。その理由を問われた監督は、「ネタバレなってしまうので、詳しく話せないですが、見た目がかっこいいというだけではなく、スト―リーについてとても重要な核をなしている部分になる」と明言。「日本的なシーンを楽しみにしてほしい」と語った。

■ジェームズ・ボンドとは誰なのか、16年かけてやっとわかるようになった

 愛之助はダニエルに「16年、ジェームズ・ボンドという役を演じ続けて、歴代のジェームズ・ボンドを引き継ぎ、ダニエルのジェームズ・ボンドとしてどう昇華させたのか」と質問。ダニエルは「『007/カジノ・ロワイヤル』は原作の1作目なので、僕はジェームズ・ボンドになったところから始められたわけですね。そういった意味で、自分の考えやいろんな感情というものを入れ込んでいくことができました。非常にこのキャラクターは複雑だからこそ面白い。ジェームズ・ボンドとは誰なのか、16年かけてやっとわかるようになったと思います」と、ダニエル自身もボンドというキャラクターを探し求めてきたことを明かした。

 前田からもダニエルへ質問が。「今回が最後ということでとてもショックです。本当にもうダニエルボンドを見ることはできないのでしょうか?」と聞くと、「本当に最後です。いろんな甘酸っぱい思いもありますが、十分やり切ったという気持ちです。もちろん寂しさはありますが、また次のボンドに託したいと思います」と言い切ったダニエル。前田が「私はダニエルさんのボンドが大好きです!」と思わず気持ちを伝えると、ダニエルは日本語で「ありがとうございます」と笑みを浮かべてリアクションした。

■キスも…しちゃったかな?(笑)

 愛之助はラミにも撮影時のユニークなエピソードを質問。「私とダニエルの仲良しっぷりが日本で知られていることにドキッとしたよ! あるシーンで、あれこれアイデアを出し合い話し合った挙句、思っていた以上の最高のシーンが出来上がったんだ。その時ここにいる3人と(ダニエル・レア・監督)とあまりのうれしさに抱きついてハグをしたんだけど、ちょっとその勢いでキスも…しちゃったかな(笑)。そこは内緒にしてもらいたいと思います」と、サービス精神旺盛に、撮影次のエピソードを明かした。

 あす9月29日から、東京ミッドタウン日比谷で「ジェームズ・ボンドのスタイル」展(劇中でダニエルが着たタキシード、ラミの日本風の衣装やサフィンのマスクの展示に加え、ボンドが慣れ親しむラグジュアリーなブランドの数々も見ることができる)が開催されることもあり、監督に「日本のファンのために、ボンド映画をサポートするブランドパートナーとボンドのファッションスタイルについてレクチャーしていただけないですか?」という質問も。すると、「自分も現地に行きたかったです。衣装デザインを担当したスティラット・アン・ラーラーブが作り上げた衣装は、前作よりさらにこだわり抜いた素晴らしいものが出来上がりました。今回『ジェームズ・ボンドのスタイル』ということ意味では、着ている服もさることながら、それを着こなす内面、自身、完璧に着こなす、それがボンドだと思っています」と説明した。

 最後に、フクナガ監督は「特に今回の作品は絶対に日本の映画ファンに気に入ってもらえると思う。心から誇りに思える一本で、観客の皆さんにいつまでも心に中に残り続ける映画です。楽しみにしてください」と自信を持ってアピール。

 レアは「映画を本当に楽しんでいただけたらと思います。(日本語で)ありがとう」と感謝。

 ラミは「『ボヘミアン・ラプソディ』で来日した時に、劇場の一番後ろにこっそり忍び込んで映画を見たことがあるんだ。そこでみんなの大合唱を聞いて、鳥肌が立つほど感動したよ。是非、『ノー・タイム・トゥー・ダイ』でも、こっそりお忍びで日本に行って、劇場に忍び込んで皆さんがどんな反応をするのか、一緒に見たいな、と思うほど価値のある映画だと思っています」と来日エピソードを交えて、語った。

 最後にダニエルは「ジェームズ・ボンド自身は、日本にハートをもっています。私も自分の心の一部が日本にあると思う。ファンの皆さんに愛を送ります。もうすぐ、日本に行けることを願っています。ありがとうございました」と、熱いメッセージで締めくくった。

■「ジェームズ・ボンドのスタイル」
開催場所:東京ミッドタウン日比谷(ステップ広場、アトリウム、地下広場、地下通路)
開催期間:9月29日(水)〜10月5日(火)
施設営業時間:前8:00〜後8:00
入場:無料


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