メルセデスF1のパワーユニットに信頼性の問題。2戦連続交換のボッタス「完走するために換えざるを得なかった」

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2021年09月29日 08:21  AUTOSPORT web

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写真2021年F1第15戦ロシアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第15戦ロシアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
 メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、現在パワーユニット(PU)に問題を抱えていると明かし、これを解決し、2021年シーズンをどう戦っていくかを検討していると述べた。第15戦ロシアGPでは、バルテリ・ボッタスのパワーユニットに問題が見つかり、新たなエレメントを導入しなければならなかった。

 ボッタスは、第14戦イタリアGPでパワーユニット交換を行い、グリッド降格ペナルティを受けた。しかし次のロシアGPの決勝を前に、さらにパワーユニットのエレメント(ICE、ターボチャージャー、MGU-H、エキゾーストシステム)を入れ、このうちICE、ターボチャージャー、MGU-Hはシーズン5基目で、使用できる制限数を超えているため、15グリッドの降格ペナルティを受けた。

 メルセデスは決勝前に、「シーズン残りレースのためにもう1基パワーユニットをプールするという、戦略的機会を利用した」と説明したが、最後尾スタートのマックス・フェルスタッペンが順位を上げる邪魔をすることが目的なのではないかと推測する者もいた。しかし、ボッタスはコース上でフェルスタッペンを簡単に前に出しており、その後、メルセデス側は、純粋にボッタスのパワーユニットに問題が見られたため交換したという説明を行った。

 ボッタスは、「純粋に(パワーユニット交換が)必要だったからやった」と説明した。
「そうしなければ完走できない可能性がとても大きかったんだ。たくさん問題があり、それが大きな問題に発展しつつあった。だから、完走するためには交換しなければならなかった」

 ボッタスはモンツァで入れたエンジンは「だめになった」として、現状で「僕にあるのは、新しいエンジンひとつと、かなり古いものひとつだ。これから厳しくなるだろう」と述べている。

 ロシア土曜には、ウイリアムズも、トラブルのためニコラス・ラティフィのメルセデスPUの交換を行い、グリッド降格ペナルティを受けている。

 チャンピオンシップリーダーのルイス・ハミルトンは、現時点でまだ制限数を超えたパワーユニット交換を行っていないが、今後新しいパワーユニットを入れてペナルティを受ける可能性は高そうだ。

 チーム代表トト・ウォルフは、今シーズン残り7戦に向けてだけでなく、2022年のことも考慮しながら、パワーユニットが抱える問題点を解決していく必要があると述べている。

「今、パワーユニットのパフォーマンスについて再評価を行っている。現時点で疑問符がついており、どのエンジンをストックに戻すのかは決めていない」とウォルフはコメントしている。

「つまり我々は複数の問題に同時に対処していることになる。今年だけではなく来年に向けても、パワーユニットに潜むすべての問題をしっかり解決する必要があり、適切なバランスをとって作業を行う必要がある」

「今、パワーユニットに関して今シーズンをどのようにして進めていくか、評価を行う局面を迎えている」

「信頼性とパフォーマンスのバランスは非常に微妙なものであり、正しく対処する必要がある」

「リタイアをすることは、タイトル争いのなかで許されない。我々もライバルたちも、ノーポイントに終わる余裕はないのだ」

 タイトル争いのライバル、フェルスタッペンは、今回パワーユニット交換を行ってペナルティを受けながら2位を獲得し、ダメージを最小限に抑えることに成功している。
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