能條愛未が「ヤンジャン」初ソロ表紙 “下町デート”グラビアはなぜ魅力的なのか

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2021年09月29日 12:01  リアルサウンド

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『週刊ヤングジャンプ』43号

 元乃木坂46の能條愛未が9月22日に発売された『週刊ヤングジャンプ』43号(集英社)の表紙&巻頭グラビアに登場した。2018年12月、乃木坂46を卒業し、今年4月には新事務所に移籍。現在、自身の夢である舞台女優としての仕事を中心に、精力的に活動を続けている。そして今回、乃木坂46に在籍していた頃とは違った雰囲気を纏って、同誌へのソロ初登場を果たす。


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■楽しそうな能條愛未を見る幸せ


 その飾らなさにグッとくる。白のタイトなキャミソールの上にピンクのシャツを羽織り、ベージュのショートパンツをあわせた衣装で、横断歩道を大股気味に歩く。輪郭に沿った形を崩さぬまま、風に吹かれてふわふわ揺れるショートボブ。活発な表情とは裏腹に、左耳にぶら下がっている金色の輪っか型イヤリングが妙に色っぽく見える。


 付き合う前から仲のいい友達だった彼女と手ぶらで楽しむ夏デート。大人にしては安上がりかもしれないが、おしゃれな場所に行くよりも、一緒に笑える場所で遊んでいたい。本屋さんで好きな本を立ち読みして、バッティングセンターで本気のスイングを見せて。ドキドキする展開がひとつもなかったとしても、何かの合図であるかのように、ふとしたときに左耳のリングが輝く。ずっと見ていても飽きないくらいの豊かな表情。チラリと覗く無防備な腹筋。友達だったときの勢いで考えなしに距離を縮めてみると、想像以上に大人の余裕が感じられて戸惑ってしまう。


 そんな妄想も束の間、次のページには、紺色のベースボールキャップを被り、青いノースリーブワンピースを着た能條愛未の姿がある。前半の雰囲気とはガラリと変わって、子どものような笑顔を見せているのが印象的だ。お腹が空いて向かった先はラーメン屋。おしゃれなカフェなんかより、こっちの方が落ち着くと言わんばかりのニンマリ顔。ちょうどいいカジュアルさ。リラックスした状態で、冷めないうちにラーメンをいただく。上っ面な言葉はいらない。自然とこみ上げてくる笑いに身を任せているだけでいい関係性が何より心地よい。


 能條愛未と楽しむ“下町デート”グラビア。特別な場所に行かなくたって、ロマンチックにこだわらなくたって構わない。なぜなら、心の底から楽しんでいることが伝わってくる笑顔が純粋に美しいと思うからだ。


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