オリックス・山本由伸が好調・鷹退治へ「気を抜かず、いつも通り投げたい」

◆ 目下12連勝中のエースが登板

　オリックスの山本由伸投手が１日、先発予定の翌2日のソフトバンク戦（京セラドーム大阪）に向け、意気込みを語った。
　
　現在、12連勝中でリーグトップの15勝（5敗）。防御率1.50、奪三振174と、投手の主要3部門で首位をキープしている。

　前回の敗戦は、5月19日のソフトバンク戦。しかし、このカードでは今季、4勝1敗と安定した成績を残し、打者に対しては136打数23被安打、4失点で、被打率.169、被本塁打は0と抑え込んでいる。
　
　「しっかりと勝つことが一番。いつも通り投げたい」という山本は、ソフトバンクについて「実力はすごくあるチームで、流れはいい。その流れに負けないようにしたい」と、ここ5試合で4勝1敗と調子を上げてきている勢いを警戒した。
　
　東京五輪を含め、ここまでフル回転だが、体調はよく、「1キロ増え、79.3キロ」と、今朝の体重も公表。「3食、しっかりと食べて、お腹がすくとプロテインやゼリーなどで補っている」と言い、五輪後の疲れについても「五輪後、ペナントレース入りまで時間があり、疲れは全くない」と言い切った山本。

　オリックスの若きエースに、死角はない。

取材・文＝北野正樹（きたの・まさき）