今年のクリスマスシーズンは「Art Temptation?アートの甘い誘惑?」をテーマに掲げた「ホテル雅叙園東京」。日本の美を追求したミュージアムホテルならではの、芸術性あふれるクリスマスケーキをラインナップした。館内にある文化財や伝統工芸品をモチーフにしたケーキの数々は、「素材を生かすこと」をモットーとするペストリー料理長・生野剛哉氏が手がける。こだわり素材によって味も追求したケーキで、贅沢な気分に浸ろう。
玉手箱 ?Japanese Art・日本の美? 30000円
毎年モデルチェンジし登場する「玉手箱」は、かつて“昭和の竜宮城”とホテルが呼ばれていたことにインスピレーションを受け誕生。
組子や折り鶴、扇などの和のモチーフを取り入れた2段の玉手箱は、ホワイトチョコレートで作られたもの。白の一の重には、PATISSERIE「栞杏1928」で人気のガトーとパウンドケーキがそれぞれ3種類、手毬チョコ、天井画ショコラ、扇チョコ、ダクワーズ、チョコレートブラウニー、エンガディナーがぎっしり。二の重には、「嘉山農園の苺ショートケーキ」がぎゅっと詰められており、宝探しの感覚で食べ進められるのが楽しい。
蓋を開ければ夢のような時間が過ごせる「玉手箱」は、ギフトやホームパーティーのお持たせにもぴったり。
嘉山農園の苺ショートケーキ ?Legendary・不変の美しさ? 4号4200円／5号5000円
クリスマスにも定番のいちごたっぷりのショートケーキも、選りすぐりの素材の魅力を引き出す生野料理長ならではの逸品に。
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プラリネ・ピスターシュ ?Realism・写実美? 5000円
生野料理長が25年にわたって作り続ける代表作のケーキ「シシリアン」を、さらに進化させた「プラリネ・ピスターシュ」。ピスタチオやアーモンドのババロワなど7層からなり、コクと香りが華やか。
ポインセチアと松ぼっくりをチョコレートでシックに作り、アート作品のように仕上げた。添えてある落ち葉のチョコレートは葉脈も表現してあり、細かな技術にうっとりしてしまいそう。カップルや家族で過ごす、大人のクリスマスディナーにぜひ選んで。
カシス・フィグ ?Fantasy・幻想美? 5000円
森の中にトナカイがのぞくチョコレートは、切り絵細工がヒントに。4枚のパーツを重ねることで奥行きを出し、今にもトナカイが動き出しそうな情景をパティシエの手仕事で描いた。
中には、大納言や栗の食感がアクセントになったカシスムースと、イチジクのクリームの組み合わせが。土台のタルトリンツァーのシナモンや、ナツメグの芳醇な香りと相性が抜群。和と洋が融合した唯一無二の味わいが堪能できる。
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カフェ・トンカ ?Modeling・造形美? 5200円
中心のクリスマスツリーが目を引く「カフェ・トンカ」は、コーヒーとチョコレートのほろ苦いムースのケーキ。杏仁やキャラメル、バニラのような香りが特徴のトンカ豆の、独特の風味が華やかさを添えた、大人の味わい。
クリスマスツリーの飾りは、フレーク状のサブレを何層にも重ねて繊細に表現しており、粉雪を被った幻想的な姿が美しい。
フロマージュ・クリュ ?・Abstract抽象美? 4800円
側面に配した、砂糖を再結晶化させた飴細工・シュクレクリスタルや愛らしい雪の結晶など、シェフの繊細な技術が光る「フロマージュ・クリュ」。レアチーズとベイクドチーズの2種のチーズケーキを組み合わせており、可憐な見た目に反して食べ応え抜群。ローズマリー風味のりんごのコンポートが香り、爽やかさを添えている。
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