ヤクルト・小川が中5日登板で9勝目 解説陣が見た“攻めの姿勢”

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2021年10月06日 06:50  ベースボールキング

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ヤクルト・小川投手
◆ 5イニング連続で先頭斬り

 ヤクルトは3位・巨人をホームに迎えたカード初戦に競り勝ち首位堅守。先発の小川泰弘が6回2失点と好投し、今季9勝目を手にした。

 今季初めて中5日でマウンドに上がった小川は、若手捕手・古賀優大とのコンビで丁寧にコースを突き4回までゼロ行進。3点リードして迎えた5回と6回に失点し1点差とされたものの、7回以降はリリーフ陣が無失点リレーでつないで逃げ切った。

 小川の投球について、5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊さんは「先頭打者を出したのが初回の松原のヒットだけ。2回から投ゴロ、投ゴロ、二ゴロ、一ゴロ、投ゴロなんですよ。先頭打者を全部ゴロで抑えたのは、いかに攻めて低めに制球できていたかということ」と振り返った。

 また、高木さんは「3球のうちに追い込むんですね。本当に先頭打者に注意して投げた結果がこういう投球になったのでは」と投手有利なカウントをつくって巨人打線と対峙していたことにも言及。

 この点については、同じく解説を務めていた笘篠賢治さんが「今年のヤクルトを見ていると、相手打者を早めに追い込む」と、シーズンを通して同様の姿勢を貫いているとの見解を示し、「今までならバッテリーが散らして散らしてフルカウントピッチングみたいな投球が多かったですけど、どんどんバッテリーが攻めていく姿勢が出ていますよね」と話した。

 ヤクルトは昨季のチーム防御率がリーグ最下位の「4.61」と低迷するなど投手再建が最大の課題とされていたが、今季はここまでリーグ2位の「3.43」まで改善。その背景には投手の台頭のみならず、リードする捕手側の変化が与えている影響も少なくないのかもしれない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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