オリックス、千賀攻略できず2位と2.5差 指揮官「点を取らないと勝てない」

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2021年10月10日 21:21  ベースボールキング

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オリックス・中嶋聡監督[写真=北野正樹]
◆ 火曜からロッテと最後の直接対決

 首位のオリックスは10日、PayPayドームで行われたソフトバンク戦に1-3で敗れ、日本ハム戦で9回に追いついて引き分けた2位・ロッテとのゲーム差は「2.5」に縮まった。

 ソフトバンク・千賀滉大、オリックス・竹安大知と、3日のこのカード(京セラドーム大阪)と同じ両先発。千賀は中4日登板で6回を6安打3失点。竹安は6回を1安打4奪三振、無失点で3勝目を挙げ、悪いイメージがない相手。

 オリックスは1回、安打の先頭・福田周平を宗佑磨がバントで送った後の一死二塁の場面で杉本裕太郎が左前打を放ち先制。しかし、8連敗中のソフトバンクはその裏、二塁打で出塁した柳町達をバントで送り、二死後にデスパイネが左翼席へ2ランを放り込み、一振りで逆転に成功した。4回には二死からリチャードが右翼席にソロ本塁打を放ち3点目。
 
 4回5安打3失点で降板した竹安は「1回は、先取点を取ってもらった直後で、なんとしても抑えたかった。本塁打は浮いてしまったボール。(フルカウントから)カウント負けしてしまったのがすべてだと思う」と、2球で追い込みながらボールが3球続き、カウントを悪くしたことを悔やんでいた。

 オリックスの見せ場は8回。山足達也、福田の連打などで無死一、二塁と千賀を攻めた。宗の送りバントは三封されたが、紅林弘太郎は左手首付近への死球で一死満塁。しかし、杉本は三ゴロ、T-岡田は、千賀のこの日最速の158キロに空振り三振に倒れ好機を生かせず、9回は森唯斗に3人で片付けられ、このカード1勝1敗に終わった。

 中嶋聡監督は、あと一本出ていればという8回の攻めに、「点を取らなかったらしょうがないでしょ」と千賀を崩せなかった打線を責め、5回以降のソフトバンクの攻撃を封じた中継ぎ陣の好投についても「抑えてくれたが、点を取らないと勝てないんで。我慢できた打者もいたし、できなかった打者もいた」と6安打で1得点の打撃陣の奮起を促していた。

 移動日を挟み、12日からは本拠地・京セラドーム大阪で2位・ロッテとの最終決戦となる3連戦が待ち受ける。残り10試合。左手首に死球を受けた紅林のけがの状態が不安材料だが、全員で勝ちにいくしかない。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)


【動画】オリックスは1点どまり…ソフトバンク戦のハイライト

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