西武が4球団競合制して大学No.1左腕・隅田を獲得!辻監督「1年目からローテに入って」

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2021年10月11日 21:10  ベースボールキング

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プロ野球ドラフト会議で、西武から1位指名を受け、ポーズをとる西日本工大の隅田知一郎投手
◆ 渡部GM「近年稀に見る素晴らしいドラフト」

 プロ野球のドラフト会議が11日、東京都内のホテルで行われ、西武が4球団競合の末に西日本工大の左腕・隅田知一郎投手(22)の交渉権を獲得した。 

 先発左腕の補強が急務な西武は、上位で大卒左腕を連続指名。隅田に関して、辻発彦監督は「先発、左投手、試合を作れて勝てるピッチャー」と評価し、補強ポイントに合致した投手の指名権獲得を喜んだ。

 また、技術面に関しても「しっかりと腕が触れて攻め込む投球ができるのと、変化球も多彩なので試合の状況に応じて投げることができる」と続け、「1年目からローテに入って投げられるような投手になってほしい」と期待を寄せた。

 プロ入りにあたっては「レベルは高いので、いろいろな壁にぶつかることもあると思うけれど、これからなので、いろいろな経験を積んで、ライオンズのエースとして、ジャパンでもエースになれるような投手になってもらいたい」とエールを送った。


 指名権を見事引き当てた飯田光男本部長は「すごい緊張しましたし、4球団もあった中で当てることができて本当に嬉しかった」と笑みを見せ、西日本工大のマークを印刷して胸ポケットに潜ませていたことを明かした。

 くじ引きに関しては「2番目に触ったやつ」を引いたとのことで、「1番目に触ったやつが当たらないという過去傾向」を受けて、戦略を変更したという。渡辺久信GMも「(当たりを)引いてくれて涙が出そうだった。きょうのドラフトの流れを作ってくれた」と述べ、大仕事をやってのけた飯田本部長に感謝した。

 全指名終了後には、渡辺GMが「近年稀に見る素晴らしいドラフトだったんじゃないか」と総括。辻監督とともに、今ドラフトを「100点満点」と振り返った。その理由として、「素直にうちの評価で1番、2番のピッチャーをとれた」ことを挙げ、1位で消えると思っていた大学生左腕の佐藤隼輔投手(筑波大)を2位で指名できたことや、4位でライオンズジュニア出身の羽田慎之介投手(八王子高)を獲得できたことなどを挙げた。


▼ 隅田知一郎(すみだ・ちひろ)
生年月日:1999年8月20日(22歳)
投/打 :左投げ/左打ち
守備位置:投手
スカウト評:真っすぐはもちろん様々な球種があることがセールスポイント。先発のローテーションを担えるピッチャー。

▼ 西武の指名選手一覧
1位 隅田知一郎(投/西日本工業大)
2位 佐藤隼輔(投/筑波大)
3位 古賀悠斗(捕/中央大)
4位 羽田慎之介(投/八王子高)
5位 黒田将矢(投/八戸工大一高)
6位 中山誠吾(内/白鴎大)
<育成枠>
1位 古市 尊(捕/徳島インディゴソックス)
2位 滝澤夏央(内/関根学園高)
3位 菅井信也(投/山本学園高)
4位 川村啓真(外/國學院大)

このニュースに関するつぶやき

  • 西武はウイークポイントがはっきりしているから、上位に即戦力投手、次に森のFA対策で捕手、そのあとに高校生投手。個人的には一番良いドラフトだったと思います。
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