ヤクルトは1位で法大の152キロ左腕・山下輝の交渉権を獲得!高津監督「すごく楽しみ」

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2021年10月11日 21:42  ベースボールキング

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法政大・山下輝投手 [写真提供=プロアマ野球研究所]
◆ 「バランス良く」支配下5選手を指名

 「2021年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日に行われ、ヤクルトは支配下選手5名、育成選手1名の指名を行った。

 ドラフト会議に出席した高津臣吾監督は、1位指名した西日本工大の左腕・隅田知一郎投手を4球団競合の末にくじ引きで外したものの、再び広島と競合した法政大学の左腕・山下輝投手の当たりくじを引き当てた。

 高津監督は「今回のドラフトは左投手、そして即戦力ということを狙っていましたので、2回目になりましたけど、山下君を指名できて良かった」と、最速152キロ左腕の交渉権獲得を喜んだ。

 前日10日に神宮球場で行われていた六大学野球の法大−立大の試合をモニターでチェックしていたという指揮官は「真っすぐに力があり、右バッターを打ち取る球種もありますし、すごく楽しみな投手」と期待を寄せる。

 ヤクルトは来季42歳を迎えるベテラン・石川雅規の他、現状、先発を担える若手左腕は24歳の高橋奎二のみ。「先発投手としてチームの勝ちにつながるピッチングをしてほしい」と、左腕不足のチームの希望の光となれるか、注目だ。

 2位指名には、50メートル5秒8の脚力と守備力が魅力の左打ち外野手・丸山和郁(明治大学)、3位にはリリーフとして期待される最速156キロ右腕・柴田大地(日本通運)の交渉権を獲得した。

 4位には内野手の小森航大郎(宇部工業高校)、5位には右腕の竹山日向(享栄高校)の2人の高校生を指名。ドラフト総括として、「バランス良く指名できた」と高津監督。将来のスワローズを背負って立つ5名に向けて「チームの中心となってやってもらいたい」と、力を込めた。

 また、育成1位で信濃グランセローズの左打ち外野手・岩田幸宏を指名。今年からファームに育成コーチを配置するなど、若手育成にも力を入れている。


▼ 山下 輝(やました・ひかる)
生年月日:2003年4月9日(18歳)
投/打 :左投げ/左打ち
守備位置:投手
スカウト評:右打者に対しクロスファイアで角度あるストレートは最速151キロ。変化球も器用に操り、即戦力として期待が持てる大型サウスポー。

▼ ヤクルトの指名選手一覧
 x 隅田知一郎(投/西日本工業大)
1位 山下 輝(投/法政大)
2位 丸山和郁(外/明治大)
3位 柴田大地(投/日本通運)
4位 小森航大郎(内/宇部工高)
5位 竹山日向(投/享栄高)
<育成枠>
1位 岩田幸宏(外/信濃グランセローズ)


取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

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