パ天王山は第1Rは“打って涙、打たれて涙”の熱戦に!「感動の試合」

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2021年10月13日 07:32  ベースボールキング

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ベースボールキング

オリックス・宗佑磨選手
◆ 優勝の重みを感じる一戦に

パ・リーグの首位に立つオリックスと、そのオリックスを2ゲーム差で追いかけるロッテが京セラD大阪で激突。両チームとも今カードの結果次第でマジックを点灯させることができる重要な首位攻防3連戦の初戦は、2−2の引き分けという結果に終わった。

 試合は、オリックス・田嶋大樹、ロッテ・小島和哉の両左腕が好投。その中でレアードの一発と中村奨吾の適時打でロッテが2点のリードを奪ったが、最終回目前の8回、ここまで無失点ピッチングを見せていた小島から、第1打席と第2打席の好機で併殺に仕留められていた宗佑磨が起死回生の同点2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。

 最後は両チームの守護神が最終回を締めてドロー決着となったが、同点2ランを放った宗がベンチで涙を流せば、試合後には痛恨の同点打を許した小島もベンチ前で涙するなど、この試合の持つ重みが感じられる熱戦となった。

 12日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説を務めた田尾安志さんが、「打った宗が泣いて、打たれた小島が泣いて、それだけ大の大人が必死にやっているということ。ちょっと感動しました」とコメント。その意見にMCを務めた大久保博元さんも頷き、「感動の試合でした」と同意した。

 宗の2ランに関しては、解説者の平松政次さんが、「起死回生というか、この一発は本人にとって内容のある大事な勝ちに等しい引き分けの本塁打」と評価。8回まで試合を作った田嶋に関しても、「キレのあるボールを投げていた。外にスライダーや落とすボールなど、コントロールがよく無四球。点はとられたけど、大事なゲームの先発として試合を作った」と、賛辞を送った。

 平松さんは、一方の小島に関しても「ボールは速くないけど、変化球をコースに決めて安定感があった。あそこで本塁打を打たれるとは思わなかったし、本人もショックだったと思う。それくらい内容のあるピッチングだった」と絶賛。大久保さんも「淡々と投げていたから、まさか泣くほど悔しがるとは。実はパンパンな精神状態で投げていたんだなと思った」と語り、その胸中を慮りつつ、「伸び代のある素晴らしいピッチャー」と今後のさらなる飛躍に期待を寄せた。

 この日の一戦が引き分けに終わったことで、あすの試合でオリックスが勝利を収めると、オリックスに優勝マジック「7」が点灯する。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


【動画】オリックスが劇的な展開でM王手

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  • 若いもんの熱い力勝負。。パは素晴らしいよ。
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