「攻殻機動隊」をオマージュしたパリ発のニッチフレグランス発売 自然とテクノロジーの二面性を表現

1

2021年10月16日 12:22  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

ゴースト イン ザ シェル

Image by: NOSE SHOP
パリ発のフレグランスメゾン「エタ リーブ ル ド オランジェ(Etat Libre d’Orange)」が、新作オードパルファム「ゴースト イン ザ シェル(攻殻機動隊)」を発売した。商品名の通り、日本のサイバーパンクSFコミック「攻殻機動隊」から着想を得て調香。ニッチフレグランスに特化したセレクトショップ「ノーズショップ(NOSE SHOP)」の各店舗とオンラインストアで取り扱っている。

 エタ リーブ ル ド オランジェは2006年に誕生し、マレ地区のアルシーブ通り69番地に直営ブティックを構える。ブランド創設者の調香師エチエンヌ・ドゥ・スワールは、既存の予算やマーケティングの慣習に捉われず、比喩や皮肉をエッセンスとした自由な発想で香り作りをしている。
 新作の着想源となった攻殻機動隊は、漫画家の士郎正宗によるSFコミックで、1989年に誕生。アニメや映画、小説、ゲームなど幅広いジャンルに昇華され、世界中のファンに愛されている。エチエンヌ自身も攻殻機動隊のファンという。また、香料生産時の廃棄物を最先端の技術でアップサイクルした香料で新たなフレグランスを作り、調香に特化したAIと人間の調香師の合作を手掛けるなど、香水とテクノロジーの融合に取り組んできた。「この香水では、『攻殻機動隊』という作品が持つテーマを背景にして、天然の原料とバイオテクノロジーによって生まれた原料とが出会い、補い合う新しい香水の未来を提案しています」(エチエンヌ)。
 新開発されたアクエルという香料とユズの融合により、柑橘系のメタリックな爽やかさを実現。ピーチのベルベットのような質感とジューシーな果実感は人間の肉体のメタファーとして取り入れたという。それらがバイオテクノロジーによって生み出された秘密の成分であるヘキシルアセテートと絡み合い、グリーンな雰囲気の洋ナシの香りに変化。希少な天然ジャスミン・アブソリュートの香りに、花の香りのエネルギーを高める新開発の芳香分子ムギャンを組み合わせることで人肌の温もりのようなアコードとなる。このほかにも、動物のDNAをバイオテクノロジーによって再現した新香料を使うなど、天然とテクノロジーといった二面性を表現。エチエンヌによると「20世紀という過去からやってきた、香水の未来」だという。サイズと価格は、7.5mLが4390円(初回入荷限定)、30mLが9350円、50mLが1万3750円、100mLが2万350円(いずれも税込)。

■ノーズショップ店舗一覧・NOSE SHOP 渋谷東京都渋谷区渋谷 1-26-5 レイヤードミヤシタパーク South 2F ・NOSE SHOP 新宿東京都新宿区新宿 4-1-6 ニュウマン新宿 2F ・NOSE SHOP 銀座東京都中央区銀座 5-2-1 東急プラザ銀座 3F ・NOSE SHOP 池袋東京都豊島区南池袋 1-28-2 池袋パルコ 2F ・NOSE SHOP 横浜神奈川県横浜市西区南幸 1-1-1 ニュウマン横浜 3F ・NOSE SHOP 大阪大阪府大阪市北区大深町 4-20 グランフロント大阪 南館 1F オンラインストア

このニュースに関するつぶやき

  • どんなにおいだろう。@@横浜駅で降りるついでがあったら、おみせに嗅ぎに行こう。
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定