ルーキー初優勝の大津弘樹「自分の持っている力を発揮することしか考えていなかった」【第6戦もてぎ決勝トップ3会見】

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2021年10月17日 21:51  AUTOSPORT web

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写真2021スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ チェッカーを受ける大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)
2021スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ チェッカーを受ける大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)
 10月17日にツインリンクもてぎで開催された2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦。決勝レースをポール・トゥ・ウインで制し、ルーキーイヤーで初優勝を飾った大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)と、2位の阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)という若手3名に加え、TEAM MUGENの田中洋克監督が決勝後の会見でレースを振り返った。

大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)
決勝:優勝
「本当にうれしいの一言に尽きます。昨日の予選では、たまたま僕だけがスリックタイヤを履いている状況でポールポジションを獲得して、言ってしまえばラッキーな部分もありましたが、今日の決勝ではしっかりと戦い抜いて優勝を獲得できたので、本当に最高の一日になりました」

「正直、日曜フリー走行とウォームアップ走行のペースがかなり悪く『もうどうしよう』と悩んでいて、スターティンググリッド上でセットアップを大幅に変更してスタートに臨みましたが、(路面が)明らかに乾いていくペースだったので、まずは前半でタイヤを使いすぎないよう、ドライアップするまではしっかりとタイヤを持たせようということをチームと話し合ってスタートしました」

「レースでは、スリックタイヤに交換するタイミングもすごく良かったです。山本(尚貴/TCS NAKAJIMA RACING)選手にウエットタイヤで追いかけられているときにたまたまセーフティカーが出てピットインすることができ、そのタイミングでスリックに交換しました」

「そのときは、まだウエットパッチが多いなかで、セーフティカー開けもかなりスリッピーな路面状況でした。なので飛び出さないように慎重に走らないといけないのですが、それでも後ろからどんどんと迫られてくるので、本当にプッシュしながらもセーブして、いろいろな神経を使いながらレースを戦っていました」

「プレッシャーは正直あまり感じていなくて『周りの目を見てトップを決めてやる』という気持ちではなく、自分の持っている力を、決勝のコンディションで発揮することしか考えていなかったので、いつもどおりの気持ちでレースに臨めたのも、落ち着いていろいろなことを対処できた要因だったと思います」

TEAM MUGEN 田中洋克監督
「今日のレースでは、大津選手が冷静に戦えるかなと本当に心配でした。ですが、本当によく耐えてくれたといいますか、ミスなく走りきってくれたなと思います。実力で今日は勝ったと思うので、本当に今日はおめでとうと言いたいです」

「(野尻智紀との同時ピットインについて)コースアウトしたマシンがいてセーフティカーが出るだろうというときには、もう2台いっぺんに入るとあらかじめ決めていましたので、そこは作戦どおりでした」

「(チャンピオンを獲得した野尻に対して)チームとしては過去に山本(尚貴)選手でチャンピオンを2度獲っていますが、違うドライバーでもチャンピオンを獲るということが大きな目標でもありました。野尻選手は間違いなくチャンピオンを獲ることができる選手です。その3年目で、ようやくこういった結果が出たことに対して本当にうれしく思いますし、野尻選手は凄いなと思います」

「次戦は最終戦ですが、最終戦というのは来年に繋がるレースでもあるので、当然来シーズンに向けて気を抜かず、15号車の大津選手、16号車の野尻選手、どちらが勝ってもいいような体制で挑みたいと思っています」

■先に大津に初優勝を奪われ悔しさを見せる阪口と牧野
阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
決勝:2位
「前回表彰台に上がったオートポリスでの2位とは違い、今回はしっかりとフルでレースを戦い抜いて2位を獲得できたのでうれしく思います。昨日の予選は難しいコンディションでしたがQ3まで進めました。ですが、Q3ではエンジニアの田中耕太郎さんと僕の意見が別れてしまい、僕がウエットタイヤを選択してこういう結果(5番手)になってしまったので、耕太郎さんには申し訳ないと思っています」

「それを取り返すべく決勝を頑張りました。スタートでは出遅れてしまいましたが、その後の位置取りが良くて順位を上げることができました。ウエットタイヤでのペースも良かったですし、セーフティカー導入で僕は『ステイアウトかな』と思いましたが、チームからピットインと言われたので『今日は従おう』と思いました。やはり一番レースを広く見ているのはエンジニアだと思うので、それに従ってピットに入ったことがこの結果に繋がっていると思います」

「その後は非常にトリッキーなコンディションで、ところどころ濡れていて、いつスピンしてもおかしくないような状況でした。僕はチャレンジできるポジションだったので、ガンガン攻めて大津選手を抜けるように頑張っていましたが、大津選手も先頭でコーナーに入るので慎重になるところですが、それでも速いペースで走っていたので追い抜くチャンスがなく、一度大津選手まで近いところに行きましたが、きっちりと抑えられてしまいました」

「同じルーキーとして僕が先に勝ちたかったという想いは正直ありますが、まずはTEAM MUGENのみなさんと大津選手におめでとうを伝えたいと思います」

牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
決勝:3位
「荒れたコンディションのなかで表彰台で終われたことは結果としても良かったです。前戦のもてぎではチームとしてもかなり苦戦をして、そこからいろいろと考えてクルマを持ってきて『良くなったのかな』というところで、昨日の予選はうまくコンディションに対応しきれませんでした」

「この決勝での表彰台という結果は良かったなとは思いますが、晴南(阪口)も言っていましたが、先に大津さんに優勝されて悔しい部分もありますが、完璧なレースだったと思うので本当に祝福したいと思います」

「(レース終盤の関口雄飛とのバトルに関して)まだ路面が濡れていたので、最終コーナーで少し関口選手がミスしたところで僕がオーバーテイクシステム(OTS)を押して、関口選手のOTS残量が少ないことは把握していなかったですが、とりあえず追いついたら『OTSを押してしまえ!』という感じでした」

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