球界OBから西武・松坂大輔を労う声「一時代を築いた」「偉大な投手」

2

2021年10月20日 07:54  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

引退試合の日本ハム戦に先発した西武・松坂 (C)Kyodo News
◆「最後はみんなどうしたって辞めなきゃいけない」

 今季限りでの現役引退を表明していた西武の松坂大輔投手(41)は19日、本拠地・メットライフドームで行われた日本ハム戦に先発し、現役最後の引退登板に臨んだ。

 球場に駆けつけた両チームのファン、選手がじっと見つめる静寂のなか、おなじみのワインドアップフォームから投球。最速118キロのボールの制球に苦しむ姿は、かつてマウンドで躍動していたものとは程遠い内容だったが、エースのラストピッチを見届けた観衆からは感謝と惜別の想いが込められた大きな拍手が送られた。

 19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、引退会見から全投球まで引退試合の模様をハイライトで振り返り、1999年のデビュー戦映像なども混じえて、松坂が残した記録の数々を回顧。

 番組MCを務めた大久保博元さんが「一時代を築いてくれた名投手」と、その功績を称えれば、辛口解説で知られる江本さんも「あんまり小細工せずにガンガン攻めていく。そういうピッチャーだった」と過去の姿を振り返り、「偉大なピッチャー。最後はみんなどうしたって辞めなきゃいけない。そういう日が来たということ」と、第一線から退く右腕を労った。

 また、番組内では松坂が米移籍後に投球スタイルを変化させて、再来日後は変化球投手としてカムバックした点についても話題に上がり、電話出演した齊藤明雄さんは「メジャーに行って動くボールを投げないと今の真っ直ぐでは打ち込まれるということで、横に逃げていくボールを覚えたんじゃないかな」と、その背景を推察。

 右肩の不調で変身を余儀なくされたという側面もあるが、「もともとフォークやチェンジアップはもっていたけど、それを使わないで横に滑るスライダー&ツーシーム系で上手くピッチングをしたように見えた。切り替え時が日本ではなくて、向こうでできたというのが良かったんじゃないか」と、紆余曲折のキャリア晩年を振り返った。

 プロ生活23年間で日米通算377試合に登板し170勝108敗2セーブ、防御率3.53。現役最後の登板を終えた松坂は「最初、グラウンドに出た瞬間のファンの皆さんの拍手に感動しました。正直、プロのマウンドに立っていい状態ではなかったですが、最後の相手になってくれた北海道日本ハムファイターズの皆さん、打席に立ってくれた近藤選手、そして今日球場までお越しいただいたファンの皆さん、球場には来れなくてもテレビなどで応援してくれたファンの方々に感謝しています」と、引退試合に携わった各方面の関係者へ謝辞を述べていた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


【動画】最初で最後の復帰登板…エース松坂のラストピッチ
💐西武🦁

🎦 @PacificleagueTV
📝 最初で最後の復帰登板。"エース"松坂大輔のラストピッチは「四球」でした。#seibulions #ありがとう松坂 pic.twitter.com/kvgzIwcJqt— ベースボールキング⚾🥎 (@BaseballkingJP) October 19, 2021

このニュースに関するつぶやき

  • 松坂投手、お疲れ様でした。偉大な投手���åɡʾ������ただ、メジャーで終わっていれは良かったと思います。ソフトバンク3年間は、故障で何もできずに、年俸4億円、計12億円は、引っ掛かる�Хåɡʲ�������
    • イイネ!4
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(2件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定