チップ・ガナッシ、2022年は2台目のキャデラックDPiを投入。ドライバー4名も正式決定/IMSA

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2021年10月20日 11:01  AUTOSPORT web

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チップ・ガナッシ・レーシングがIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にエントリーする01号車キャデラックDPi-V.R。2022年は2台体制に拡張される
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスに参戦しているチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)は、2022年シーズンにキャデラックDPi-V.Rの2台体制へと拡張することを決定。合わせて、4名のレギュラードライバーの名前を明らかにした。

 来季はプジョーのル・マン・ハイパーカー(LMH)プログラムに加わるため、2021シーズン限りでケビン・マグヌッセンがレギュラーから離脱するCGR。一方でランガー・バン・デル・ザンデは、チームへと残留する。

 追加される3名のドライバーはセバスチャン・ブルデー、アール・バンバー、アレックス・リンとなり、噂されていたとおりのラインアップが完成した。

 元ポルシェ・ファクトリードライバーであるバンバーは、DPiクラスへのデビューを果たす。バンバーはアメリカを拠点とするフルシーズンプログラムへの参加を見越し、最近テネシー州ナッシュビルへと引っ越していた。

「伝説的なスポーツカー・レースチームといえば、CGRだ」とバンバーは語る。

「彼らはすでにル・マンでクラス優勝を遂げている。彼らはワールドクラスのチームであり、キャデラックDPi-V.Rでの初年度に彼らが成し遂げたことは、驚きに値する」

「IMSAウェザーテック選手権のトップクラスでレースをすることに、僕は興奮している」

 一方、元ABBフォーミュラE選手権ドライバーのリンには、ウェイン・テイラー・レーシングでキャデラックDPiをドライブした経験がある。

「僕がキャデラックをドライブしてからしばらく時間が経つが、それは色褪せない印象を僕に残した」とリンは語っている。

「僕は一度そのクルマでレースをし、セブリングで勝利した。そのときの感情を再燃させるつもりだ。このクルマでフルシーズンを戦うことに興奮している」

 ブルデーはかつて、CGRが走らせたフォードGTのファクトリープログラムにおいて、4年間、耐久レースでのラインアップに加わっていた。

 来季はNTTインディカー・シリーズへのコミットを縮小するフランス人のベテランは、CGRとフルタイムでレースを戦うことになる。

「僕らは、これまでにかなりの成功を収めてきた。ランガー、アール、アレックスたちと仕事をスタートするのが待ちきれない」とブルデーは述べている。

「これが僕のキャリアにとってのちょっとしたターニング・ポイントになることは明らかだ。僕はGMファミリーには留まっているが、今度はスポーツカーレースにほとんど神経を集中することになる」

 2年連続でCGRからエントリーすることになるバン・デル・ザンデは、新たに加わる3人のドライバー全員がチームに「よく馴染む」ことを信じていると語っている。

 ブルデーとバンバーは、8月にロード・アメリカで行われたドライバー評価テストにおいて、すでにキャデラックDPi-V.Rのステアリングを握ったものと思われる。

「セバスチャンは、この世界ですべてを成し遂げたドライバーだ。彼は天性のスピードを持ち合わせている」とバン・デル・ザンデ。

「アールのことは、ジュニアシリーズからよく知っているし、彼はLMP1の総合ウイナーだ。アレックスはフォーミュラEからやって来るが、スポーツカーの経験も豊富だ」

「来年もCGRで走ることができて、僕はとても嬉しい。彼らとともにいることで、僕はこれまで以上に“ホーム”にいるように感じる。彼らはそれぞれ、多くの責任を負う立場だ。チップと(マネージング・ディレクターの)マイク・ハルは素晴らしいオペレーションをしている。それこそが、彼らが長年にわたって成功してきた秘訣だ」

 4人のドライバーのペアリング、そして長距離耐久レースで追加されるドライバーについては、開幕戦デイトナ24時間の前に発表される予定だ。プジョーLMHに移籍するマグヌッセン、そしてスコット・ディクソンが、この耐久レースでのスポット参戦ドライバーとなる可能性がある。

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