深田恭子「ここにいてもいいんだ」 吉田沙保里とファンからの泣きそうになった言葉

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2021年10月21日 11:30  AERA dot.

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写真深田恭子(ふかだ・きょうこ)/1982年生まれ、俳優。96年、「第21回 ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。主な出演作にドラマ「初めて恋をした日に読む話」や映画「空飛ぶタイヤ」など[photo 写真部・松永卓也 hair & make up 板倉タクマ(ヌーデ) styling 亘 つぐみ(TW)]
深田恭子(ふかだ・きょうこ)/1982年生まれ、俳優。96年、「第21回 ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。主な出演作にドラマ「初めて恋をした日に読む話」や映画「空飛ぶタイヤ」など[photo 写真部・松永卓也 hair & make up 板倉タクマ(ヌーデ) styling 亘 つぐみ(TW)]
 泥棒一家、Lの一族の活躍を描く人気ドラマシリーズ「ルパンの娘」の劇場版が公開中だ。AERA 2021年10月25日号で、主人公の三雲華を演じた女優・深田恭子さんにインタビューした。


【写真】アニソンにあわせ、踊る深キョンの全身ショットはこちら
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――ドラマが2シーズンにわたり人気を博した「ルパンの娘」が映画化された。深田はシリーズを通して、泥棒一家“Lの一族”の娘に生まれながら普通の生活を願う華を演じている。


深田:ドラマのシーズン2があるということだけでもすごく驚いたのですが、まさか映画にもなるなんて思ってもいなかったのですごく楽しみにしてました。「どういった展開になっていくんだろう」というのも楽しみでした。


「ルパンの娘」シリーズは、子どもから大人の方まで楽しめる、いろいろな要素が詰まっている作品。犯罪のトリックや解決の仕方がちょっと変だったりするんですけど、その突拍子もなさを大人の方は楽しめると思いますし、まるで夢の世界のようなあらゆる泥棒グッズが出てくるところはお子さんに楽しんでいただけるんじゃないかと思ってます。コロナ禍で大変なこともある中で、観た方の気分転換になったり、どこか違う世界に連れていってくれて元気になれるエンタメの力を感じていただければと思っています。


 作品自体で描かれているテーマもそうですが、私自身、すごく“家族”を感じられる作品です。長い期間にわたって、同じキャスト・スタッフの方とお仕事をさせていただいたので、リハーサルの時も自然と立ち位置が決まってるんですよね。阿吽(あうん)の呼吸を感じますし、自分自身も自然でいられる宝物のような作品です。


■仕事には正解がない


――見どころのひとつが、華が泥棒スーツを着て披露するアクションシーンだ。


深田:本番に向けてのアクション動画が送られてくるたびに、ビクビクしていました(笑)。アクションの練習に行くと、準備体操をした後に「ありがとうございました!」と言って逃げ出すっていうくだりを、毎回やってました。そうして、毎回周りの方に「コラコラ」って怒られてました(笑)。



 私を含むLの一族のみんなの泥棒スーツは、ドラマのシーズン2、映画と進む中で、ちょっとずつ改良されていってるんです。硬かった素材がどんどん軟らかくなって、アクションがやりやすくなっていたり。でも、泥棒スーツを着ていて暑くて苦しい季節もあればちょうど良い時もあるんです。今回の映画の時は寒すぎて防寒のしようがなかったぐらい(笑)。厚手のインナーを着ていたんですけど、それでもすごく寒い時があって。でも、「ゴレンジャー」とか戦隊ものも季節が変わっても服装はそのまま同じですよね。寒いからといって泥棒スーツを変えることはできないので、どんな季節にも対応していきました(笑)。


――「本シリーズを通じて学んだことは?」と訊くと、少し間を置いてから力のこもった声で「貫くこと」と答えた。


深田:Lの一族には家族愛が根底にあって、どんなことがあっても人を殺めないっていう信念があります。“愛を貫く”ということがシリーズを通して一貫していると思います。映画では華がこれまで抗ってきた“泥棒一家の娘”という運命を受け入れて生きていく決意をするんですが、それもやっぱり家族を守るため。でも、はっきりと「受け入れて生きていく」って言っちゃった時は、「受け入れちゃっていいのかな?」と、個人的には思いました(笑)。


 やっぱり、華ちゃんの魅力って、優しさと強さを兼ね備えているところだと思うんです。その両方を持っている人はなかなかいない。シーズン2でお母さんになって、娘と一体となって戦う姿に改めてその魅力を感じました。


――14歳で俳優デビュー。以降、24年もの間、エンタメの最前線で活躍してきた。


深田:作品を観てくださった方や応援してくださる方の言葉や思いで何とかやってこられたと思っています。10代の時はまだ恐れを知らなかったので、わけがわからずに頑張れたところがありましたけど、年を重ねれば重ねるほど、怖さは感じるようになりました。


 このお仕事は正解がないところもあるのでずっと迷っています。満足できたら幸せだろうなと思いますけど、その感じは一生掴めないんじゃないかなとも思います。でも、求めていただいているからこそ、いま私はここにいられる。ありがたいな、という気持ちでいっぱいです。



■手を差し伸べるから


深田:ただ、「ルパンの娘」もそうですが、いただく役が自分の想像を超えるものばかりで(笑)。私は人生の半分以上の時間をこのお仕事をやらせていただいているので、もう“普通の役”がわからなくなってるところもあります。なので、「これをやりたい」と思うこともあまりないんです。「その時の自分の全身全霊で役を演じたい」という気持ちでずっとやっていますが、私はマイナス思考なところもあるので、意志を貫ける強い人間になりたいんです。自信を持って格言とかを言える人になってみたい。


 でも、お休みをいただいていた時にインスタグラムのコメント欄に応援のメッセージを送ってくれた方がたくさんいて、「私はここにいてもいいんだ」と思って、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。


――プライベートで仲の良い吉田沙保里からの影響も大きいという。


深田:二人でいる時に、「恭子ちゃんが落ち込んでる時は私が手を差し伸べるから、一緒に頑張って前に進もう」って言ってくれて、涙が出そうになりました。「私は恭子ちゃんといたらいつも幸せだよ」とも言ってくれて。沙保里ちゃんは常に諦めずにやり遂げる力を持ってる方。本当に尊敬しています。


――最近のリフレッシュするためのルーティンは、始めたばかりのスケボーだと、うれしそうに話す。


深田:サーフィンをやっているので、スケボーも何とかできないかなって思ってやり始めたんです。長めのスケートボードと腕と膝のカバーを買って、家の廊下でやっています。廊下の端から端まで行って終わり、って感じなんですけど(笑)。靴下を履くと滑らないんです。「サーフィンと近いから」というのは甘い考えだとわかってるんですけど、何とかできるようになりたいです。(構成/ライター・小松香里)

※AERA 2021年10月25日号


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  • 言葉ひとつでズタズタに傷付けられもするし、救われることもある。そういう言葉をかけてくれるお友だちがいるって、とても幸せなことだと思う。
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