鷹一筋15年・長谷川が最終打席で見せた魂のヘッスラ! 高木豊氏「甲斐の心を奮い立たせた」

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2021年10月22日 07:30  ベースボールキング

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ベースボールキング

写真ソフトバンク・長谷川選手
ソフトバンク・長谷川選手
◆ 長谷川の姿勢がホームランを呼び込む!?

 ソフトバンクは2点リードの9回に追いつかれ今季21度目の引き分け。ホーム最終戦を勝利で飾ることはできなかったが、3位争いには首の皮一枚つながった。

 ソフトバンクの工藤公康監督は0−0で迎えた7回裏、一死二塁の好機で今季限りでの引退を表明している長谷川勇也を代打で起用。現役最後の打席はヘッドスライディング及ばず一ゴロに倒れ、長谷川はベンチで悔しさをあらわにしたが、続く8番・甲斐拓也が先制の12号2ランを左翼席へ運び、ベンチで大粒の涙を流した。

 9回に守護神の森が、二死一、二塁から7番・杉谷に左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を許し、 ソフトバンクがCSに出場する条件は楽天2連戦を含む敵地での残り3試合に全勝し、残り4試合の楽天が全敗するケースのみとなった。

 それでも試合後、工藤監督は「まだチャンスはあります。希望はあります。絶対に諦めないで、最後までしがみついてでも勝利をものにし、福岡に帰ってきたいと思います」と力強くコメント。21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた高木豊さんは、「工藤監督が最後まで絶対に諦めないで帰ってきますと言った、その姿勢を見せてくれたのが、長谷川が最終打席で見せたヘッドスライディング」だったと主張。

 さらに、「後輩に喝を入れたわけじゃないけど、その後に甲斐がホームランで応える。出来過ぎと言えば出来過ぎかもしれないけど、長谷川が甲斐の心を奮い立たせたようなホームランだった」と述べ、長谷川の姿勢が打たせたホームランだったのではないかとの見解を示した。

 また、同番組で解説を務めた真中満さんも「いろんな引退試合を見てきたけど、最終打席はどちらかというと、終わったあとに皆に笑顔で祝福されて、お疲れ様みたいな空気がほとんど。打った後に打てない自分を悔しがって、あの空気をつくれる長谷川みたいな選手はあまりいない。周りもお疲れ様でしたと言いづらいくらい、長谷川としては、この試合で何とか結果を出してCSのために頑張ろうとした。あまり見たことのない引退試合だった」と振り返り、その姿勢に感嘆していた。

 最後の最後まで勝負にこだわるその姿に、15年間に渡って常勝軍団をけん引してきた男の矜持を見た。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』
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