ラヴ・ディアスも絶賛、杉田協士監督作『春原さんのうた』予告編 公開日は2022年1月8日に

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2021年10月28日 10:41  リアルサウンド

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『春原さんのうた』(c)Genuine Light Pictures

 『ひかりの歌』の杉田協士監督による劇場映画最新作『春原さんのうた』の公開日が2022年1月8日に決定し、あわせて予告編が公開された。


 杉田監督の⻑編第3作目となる本作は、作家・歌人の東直子による第一歌集『春原さんのリコーダー』(ちくま文庫)の表題歌「転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー」をもとに、ある喪失感を抱えた女性が、日々のささやかな暮らしを続ける姿をただ見つめていく物語。撮影を『ひかりの歌』の飯岡幸子、照明を『花束みたいな恋をした』の秋山恵二郎、音響を⻩永昌が担当した。


 31音の短歌から生まれた本作は、第32回マルセイユ国際映画祭(フランス)において、日本映画初となるグランプリとともに観客賞、俳優賞の3冠を記録し、サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)、ニューヨーク映画祭(アメリカ)、釜山国際映画祭(韓国)、サンパウロ国際映画祭(ブラジル)、ウィーン国際映画祭(オーストリア)、 マンハイム=ハイデルベルク国際映画祭(ドイツ)、ベルフォール国際映画祭(フランス)などにも出品されている。


 公開された予告編では、主人公・沙知(荒木知佳)のささやかな暮らしが切り取られていき、マルセイユの審査員長を務めたラヴ・ディアス監督が閉会後に杉田に告げた「あなたの映画は本当にアメイジングです。これからも映画を作って、作って、作りつづけてください」というひとことで締めくくられている。


 また、本作の全国特別共通鑑賞券が10月29日より販売スタート。イラストレーター・漫画家のカシワイによる描き下ろしイラストをプリントしたポストカード3種セットが先着特典となる。


【写真】『春原さんのうた』場面写真・ポストカード3種デザイン・海外版ポスター


(リアルサウンド編集部)


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