中日の次期監督就任予定の立浪氏が来季へ抱負「じっくりと腰を据えて強いチームを目指す」

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2021年10月29日 08:20  ベースボールキング

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中日の次期監督の就任要請を受けている立浪和義氏 (C) Kyodo News
◆強いドラゴンズへ立浪氏が決意を語る

 28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に中日の次期監督の就任要請を受けている立浪和義さんが電話出演。来季に向けて抱負を語った。

 今季、リーグ5位(55勝71敗17分)でシーズンを終えたチームついては「セ・リーグで防御率トップなわけですから当然もう少し上位にいなければいけないんですが、とにかく今年は打てない、点が入らないということを1年間言われたと思います」と言及。

「バンテリンドームでは他の5球団も打てないんですよね。(中日は)そこを本拠地にしているので打者目線で見ると苦しいと思います。ただ、ホームグラウンドで点が取れないとなかなか勝てないですから、1点をもう少し貪欲に取りに行かないといけない。(今年のチームは)チャンスで打てなかったというのがすごく目立った。そこがこれから一番課題かなと思いますね」とチーム打率(.237)、得点(405)、本塁打(69)がリーグワーストという結果が示す通り、得点力不足を指摘した。

 指揮官として臨むことが確実視されている来季に向けては「若い選手を含めて今年はレギュラー選手も成績が悪かったので、やっぱりもう一回立て直していかないといけないなと思います」と打撃陣の再建を優先課題として挙げた。

 また、投手陣については「ピッチャーが良いと言いますが、バンテリンドームでは当然いいんですけど、他の球場でどうかというと極端に差が出る。打てない打てないと言われていますが、ピッチャー陣の整理も大事だと思います」と語り、「投手陣は来年も良いとは限らないですし、先発ピッチャーを見てもほんとうにシーズン通してできるピッチャーは数えるほどしかいない。先発が7回までしっかり投げれるように秋からしっかりやっていきます」と投手陣をテコ入れする意向を強調した。

 番組の最後に来季へメッセージを聞かれると「ドラゴンズは今少し低迷していると思うんですけど、そんなにすぐにすべてがうまくいくと正直思っていません。じっくりと腰を据えて基盤を作ってコツコツと強いチームを目指して計画性をもって頑張っていきたいと思います。ぜひ、応援していただければと思います」と締めくくった。

 中日は12日に与田剛監督の今季限りで退任と来季の新監督として“ミスタードラゴンズ”の立浪氏に就任要請をしたことを発表している。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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