阪神、痛恨エラーが絡みCS敗退… 岩本氏は若虎にエール「背中を向けないで」

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2021年11月08日 06:52  ベースボールキング

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3回、巨人・吉川のゴロをファンブルする阪神の遊撃手・中野(C)Kyodo News
◆ 青柳もミス「エラーはついてないですけど…」

 阪神は「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」のファーストステージ2連敗で敗退決定。12球団最多の今季77勝を挙げながら、本拠地に宿敵・巨人を迎えた短期決戦で連敗を喫し、今季の戦いが終わった。

 阪神は2回、今シリーズ初スタメンの7番・梅野隆太郎と8番・佐藤輝明の連続二塁打などで2点を先制するも、3回に遊撃手・中野拓夢が吉川尚輝のゴロをファンブルしたのをキッカケに、先発・青柳晃洋が巨人打線の左打者に4安打の集中打を浴び3回途中5安打3失点KO。あっという間に試合をひっくり返された。

 打線は6回まで毎回得点圏に走者を進めたが、チャンスであと1本が出ない展開が続き、終わってみれば巨人の倍以上にも上る13残塁。1点ビハインドの8回には三塁手・大山悠輔のエラーで許した走者を犠飛で還され、ダメ押し点を奪われた。

 7日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹さんは「左バッターが打つことで青柳が苦しくなっていった」と、大城卓三、八百板卓丸、松原聖弥の3連打と、4番・丸佳浩の逆転打で一挙3点を奪われた3回の攻防を振り返った。

 同じく番組に出演した真中満さんも、3回表は青柳の制球が甘くなった所を捉えられていた点に言及しつつ、1点リードの無死満塁から2番・若林晃弘を投ゴロに打ち取った場面で、青柳の本塁への送球がわずかに乱れ併殺を捕れなかったことを指摘。「満塁でゲッツーとかも取っていかなきゃいけない。エラーはついてないですけど、そういう細かいミスも出てしまった」と阪神側の守備の乱れについてコメントした。

 阪神はこの試合で青柳が3失点、岩崎優が1失点したものの、いずれもエラーが発端となっていたため、この試合の自責点は「0」。斎藤さんは「シーズン中から一番エラーが多いというところが懸念材料だったんですけど、こういうのが出てしまうと後々響くんだなという試合でしたよね」と、レギュラーシーズンで12球団最多86失策を記録した阪神が守乱で流れを手放してしまった“今季最終戦”を総括。

 真中さんも「大事な所でミスが出てしまうと、なかなか短期決戦では勝てない」と猛虎失意の一戦を振り返ったが、「ただ、中野(拓夢)はルーキー。これが非常にいい経験になると思う。これを糧に来年以降もう一度頑張ってほしい」とエールを送った。

 シーズンを通してレギュラー遊撃手として奮闘していたドラ6ルーキー・中野に対しては、番組MCを務めた岩本勉さんも「落ち込んでほしくない。でも、責任を感じて練習に、こういうプレーに背中を向けないようにしてほしい」と、来季以降のさらなる守備力向上へ期待を寄せた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

このニュースに関するつぶやき

  • 来季は優勝できるでしょう……エラーが多くなければ! 知らんけど������������ӻ�����
    • イイネ!1
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