ヤクルトが待つCSファイナル進出! 下克上を目指す巨人のキーマンは…?

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2021年11月08日 07:20  ベースボールキング

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CSファーストS第1戦の6回、ウィーラーの2点二塁打で生還し、喜ぶ巨人の二走坂本(左)ら=甲子園(C)Kyodo News
◆ あの男次第では「下克上を成し遂げるんじゃないか」

 巨人が「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」のファーストステージを2連勝で突破。2位・阪神を敵地で下し、リーグ優勝したヤクルトが待つCSファイナルステージ進出を決めた。

 7日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、下克上を目指す巨人のキーマンを解説陣がピックアップ。巨人OBの斎藤雅樹さんと、ヤクルトOBの真中満さん、番組MCを務めた岩本勉さんが、10日から始まるファイナルステージでの注目選手を紹介した。

 ファーストステージではレギュラーシーズンの全143試合で「4番」を務めた岡本和真がコンディション不良で欠場。巨人は主砲を欠く戦いを強いられたが、第1戦で5番・ウィーラーが2安打3打点の活躍を見せ、第2戦では4番に座った丸佳浩が決勝打を含む2安打2打点と躍動。両選手ともにシーズン中では見慣れないバントも成功させるなど、自慢の打棒で岡本不在の穴を埋めてみせた。

 そんなチーム状況の中で、斎藤さんと真中さんがファイナルステージのキーマンに挙げたのは「3番」に入っている坂本勇人。2試合ともにチームの得点には絡んだものの、2戦合計で8打数1安打と元気なく、東京決戦を前に復調を期待したい存在だ。

 斎藤さんは「勇人がしっかり打つともっと点数も入るだろうし、ジャイアンツとしても乗っていけると思う。坂本に頑張ってほしい」と語り、真中さんは「今日は(相手先発が好投手の)青柳ということで打たされている感じもあって、しょうがないかなとも思ったんですけど、ファイナルステージへ向けてヤクルトと戦う上では坂本の力が必要。坂本がどう調子を戻すかというのは大きい」とコメント。巨人打線のキーマンになるとの見解を示した。

 一方、番組MCの岩本勉さんは「シリーズ男といった意味ではウィーラー」と、今シリーズ2試合でチームトップの4打点を挙げている助っ人の名前を挙げ、「昨日の送りバントを見た時に“シリーズ男”あるなと。そこからリズムが良くなったのか、バットのスイングもシャープで、打球も強いんですよ。彼はムードメーカーの役割を果たしているだけあって、シリーズ男という意味で名前を挙げたい」と熱視線。

 キャプテンを務める坂本の復調がチームに与える影響にも言及したうえで、「(ウィーラーが)シリーズMVPを貰うような活躍だと、ジャイアンツが下克上を成し遂げるんじゃないか」と、短期決戦のラッキーボーイとしてチームを活性化させる存在になる可能性を指摘した。

 ウィーラーについては、真中さんも「ムードメーカーというか空気作りの上手い選手なので、ヤクルトからするとウィーラーがファーストステージで当たり始めたのは嫌な感じがすると思う」と語っており、神宮で迎えるヤクルトにとっても要注意人物となりそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

このニュースに関するつぶやき

  • 巨人は、CS、日本シリーズは百戦錬磨だから、ファイナルステージでも、強さを発揮することは、間違いないと思います。坂本選手はかなり怖い存在かなと。
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