リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、判定に不満を口にした。7日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第11節が7日に行われ、リヴァプールはウェストハムに2−3で敗れ、今季初黒星を喫した。なお、公式戦では昨シーズンとなる今年4月6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグでレアル・マドリードに1−3で敗れて以来、26試合ぶりの敗戦となった。
クロップ監督は試合後、「最初のゴールはGKへのファウルだ」とウェストハムの先制点となった場面の判定に不満を語った。
「相手の腕がアリソンの腕に当たっていた。そのような場面で彼はどのようにしてボールをキャッチするのだろうか。全く意味がわからない。VARはそれが明らかではなかったと言うのは典型的な言い訳だが、なら他に何が必要なんだ?彼(アリソン)は何ができたんだ?選手が腕を上げてGKへ向かい、それが体の重要な部分に当たり、邪魔されるとしたらどうやってセーブすればいいんだろうか?」
「人々は私が言い訳を探していると言うだろうが、そうではない。私たちが良くなかったことは受け入れている。今日は負けてしまった。それは良くないことだが、受け入れている。しかし、試合のある部分について話す時には、審判からは通常の判定が必要だ。彼はそれをしなかった」
また、クロップ監督は前半8分にアーロン・クレスウェルがジョーダン・ヘンダーソンにタックルをした場面についても言及。ファウルの笛は吹かれず、その後VARチェックは行われたものの、カードは何も提示されなかったことに「私にとっては無謀な挑戦だったと思う」と主張した。
「彼がボールに触っていたとしても、あのようにいってはならない。ボールに触ったと言えるかもしれないが、自分自身の体をコントロールしなければならない。これらの2つの場面は試合に影響を与えた。それでも、ウェストハムは最後まで勝ち点3のために戦った。彼らにVARが下した判定の責任はない」
「私にとっては明らかなレッドカードだった。実際に議論は必要ない。彼らはボールに触っていたというかもしれないが、無謀な挑戦はその前になんでも触ることができる。もし、足を高く上げて相手を蹴ったり、あごを蹴ったりしたら、このようなチャレンジはできない。それだけだ。でも、私たちが判定を下すことはできない」