オリックスの主砲・吉田正尚が実戦形式の打撃練習を再開!「あとは首脳陣の判断」

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2021年11月09日 18:30  ベースボールキング

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実戦形式の打撃練習を行なったオリックスの吉田正尚選手<写真=北野正樹>
◆ ファイナルステージを前に主砲復活か

 オリックスの主砲・吉田正尚が9日、京セラドーム大阪で行われた『2021 パーソル クライマックス シリーズ パ』の前日練習で、10月2日の死球による右手首骨折以来、初となる実戦形式での打撃練習を行った。

 ウオーミングアップを終えて始まった打撃練習。増井浩俊、竹安大知両投手が登板し、延べ18人の打者に1人5球を投げ込んだ。吉田正尚も両投手相手に各15球、計30球対戦。ボールを見極めて見送る場面のほか、珍しく空振りも。ボールとバットの感触を確かめるように軽い振りから入り、打ち上げるファウルも多かったが、終盤には強い打球のセンター返しも放っていた。

 一塁への全力疾走も見せ、遊撃の後方で見守った中嶋聡監督らに回復ぶりをアピール。その後、フリー打撃を行い、左翼守備にも就いて軽快な動きを見せた。


 練習終了後、代表取材に応じた吉田正は「自分が出来る範囲のベストを尽くしてきた。11月10日からのスタートが決まってから逆算して、何とかという気持ちでやってきた。骨折なので、最初は厳しいかなと思っていたが、優勝に元気づけられた。打席に立ちたいというモチベーションが上がった」と、順調すぎる回復を強調した。

 打撃の内容については、「少しずつ強く振れているのが確認できた。まだまだ、ミスショットもたくさんあったが、いろんなことを試すことが出来た」と、一軍投手の生きた球でしかつかめない感覚を確認できるまで回復したことを喜んだ。

 ただ、すべてが順調だったわけではなさそうだ。打撃での患部の痛みについて「それなりに」と、明かす。「まだ、引っ張りの打球もないし、そこは試合になってどうなるのか」と、持ち味のフルスイングが出来ない状況であることも吐露した。

 引っ張る打球に関しては「怖さなのか、動かないのか。試合の中でのアドレナリンが出た時にもう少し強く振れるのか」と自問自答。試合出場については「(CSを)逆算してここまで来た。あとは、判断するのは首脳陣の方」と、中嶋監督らの判断に委ねる考えを示した。

 その言葉には、チームをバットで引っ張ってきた主砲として、リハビリも含め、CS、日本シリーズに向けてベストを尽くしてきた自負を感じさせた。


文・写真=北野正樹(きたの・まさき)

このニュースに関するつぶやき

  • 足をひきずるような状態でカークギブソンみたいにHRを放ったマーティンといい、死闘のムードだな。。とにかくケガが長引く事が無いように上手にプレーを。
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