CSで戦列復帰のオリックス・吉田正尚「今できる範囲のスイングは打席で表現できている」

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2021年11月13日 05:01  ベースボールキング

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共同会見で質問に答えるオリックス・吉田正尚
◆ 日本シリーズではレフトでの出場も!?

  『2021 パーソル クライマックスシリーズ パ』のファイナルステージ第3戦が12日に行われ、最終回に小田裕也のサヨナラ同点打で引き分けに持ち込んだオリックスが、3勝1分け(アドバンテージの1勝を含む)で日本シリーズへの進出を決めた。

 右手首の骨折から1カ月強で戦列への復帰を果たした吉田正尚は、「出ている以上は、しっかり責任を持って勝ちに貢献することを考えている」と主張。試合時に痛み止めを打っていることを明かし、痛みは「朝がいちばん分かりやすい」ものの、「プレーはできるというところだったので、(これ以上)悪くならないという判断での出場。痛みがちょっとずつ収まってくれればいい」と、現状について説明した。

 今回のシリーズでは打率.300をマークしているが、「自分の中では、もっともっと打ちたいけど、今やれる範囲で出し切っている自負はある」と述べ、「結果はもっと欲しいけど、シーズン同様、自分の打てる球を打ちにいって、ボールだと思ったら見逃せているし、そこに関しては強引にいかずに、今できる範囲の自分のスイングは打席で表現できていると思う」と続けた。

 「ここまで来たら日本一になりたいので、勝ち上がることができて嬉しい」と語る吉田正。セ・リーグの本拠地ではDHが使えないものの、「練習でも準備はしているので、そこは自分だけの判断では難しい。また準備をして。日が進んで一気に回復してくれたらいい。頭から出る準備はしっかりしたい」と、レフトでのスタメン出場も見据えている。

 最後に日本シリーズの印象について質問が飛ぶと、「両チームとも昨年は最下位だったのに、日本シリーズで戦う。だからプロ野球は面白いなと単純に思う」と笑顔を見せた。クライマックスシリーズでは、打線が思うように機能しなかった部分もあるが、その中で吉田正の復帰がチームに与えた影響は大きい。日本シリーズの大舞台でも、ヤクルトの投手陣相手にどのような打撃を見せるのか注目だ。


取材・文=どら増田

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