アクシデントを乗り越えたヤクルト投手陣を評価「主導権を渡さなかった」

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2021年11月13日 06:50  ベースボールキング

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ヤクルト・金久保優斗
◆ 6投手の継投で粘り勝ち

 「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルステージ第3戦が12日に行われ、引き分けで今シリーズの対戦成績を3勝0敗1分け(優勝アドバンテージ1勝含む)としたヤクルトが、6年ぶり8度目となる日本シリーズ進出を決めた。

 ヤクルトは先発の原樹理が、2回に打球を右手に受け負傷降板。急遽リリーフした2番手の金久保優斗は3回に先制点を失ったが、3回2/3を最少失点で凌ぎ役割を果たした。さらに、6回を石山泰稚、7回をスアレスが三者凡退で退けると、6回まで無得点だった打線が1点を追う7回裏に意地を見せる。ヒットと四球で二死満塁の好機を作り、2番・青木の左前2点適時打で逆転。ベテランのひと振りで試合をひっくり返した。

 逆に1点をリードして迎えた8回、セットアッパーの清水昇が同点に追いつかれたが、9回は守護神のマクガフがパーフェクト締め。CS規定により9回裏は行われず、ヤクルトが2015年以来6年ぶりとなる日本シリーズ進出を決めた。

 12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大矢明彦さんは「ピッチャーがよく頑張った。きょうは原が1回1/3で交代したあと、若手の金久保も良くないなか、それから、いつもの試合よりもプレッシャーがかかる中で、どのピッチャーも自分の持ち味を十二分に発揮して主導権を渡さなかった。非常に大きかったと思う」と、投手陣の奮闘ぶりを評価。

 打線が巨人の先発・メルセデスに押さえ込まれる苦しい試合展開の中で、粘り強いピッチングを披露したリリーフ陣がこの日の結果を呼び込んだとの見解を示した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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