レッドブル・ホンダ密着:木曜からリヤウイングとDRSを入念に確認。2台ともにトラブルフリーで初日を終える

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2021年12月04日 16:40  AUTOSPORT web

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レッドブルRB16Bのリヤウイング
珍しくマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が木曜日にサーキット・ウォークをしていた。ザントフォールト、ロサイルと、今年初めてF1が開催されたサーキットでは、サーキット・ウォークをしていたが、いずれも昼間だった。しかし、今回のF1第21戦サウジアラビアGPでは木曜日の夜10時すぎに歩き始めた。サウジアラビアGPは夜8時にスタートが切られるナイトレース。昼間よりも照明に照らされるなかで、コースの確認をしたかったのだと考えられる。

 この木曜日にレッドブル・ホンダが確認したかったことが、もうひとつある。それは、リヤウイングだ。前戦カタールGPではDRSに不具合が出て、予選直前になって、別仕様のリアウイングに交換しなければならなかった。

 今回レースの舞台となるジェッダ・ストリート・サーキットは、高速ストリートサーキットのため、ミディアム・ローダウンフォースのリヤウイングが必要となる。それはカタールGPでDRSに不具合を起こしたスペックだった。木曜日にフェルスタッペンのマシンだけでなく、セルジオ・ペレスのマシンにも同じスペックのリヤウイングが装着され、DRSを何度もチェックしていた。

 フリー走行1回目、首脳陣たちが見守るなか、フェルスタッペンがコースイン。心配されたトラブルが再発していないことを確認すると、その後はピットインとピットアウトを繰り返しながら、徐々にセットアップを煮詰めていった。

 その様子を見守る山本雅史マネージングディレクター。フリー走行1回目を終えると、いつもはすぐにガレージ裏に消えるフェルスタッペンだが、この日はレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼとだけでなく、首脳陣たちも混じってかなりの間、立ち話をしていた。

 セッション後には、ホスピタリティハウスの前でクリスチャン・ホーナー代表とヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が話し合いを始めた。

 フリー走行2回目では、「予選シミュレーション時のタイヤの熱入れがうまくいかず」4番手に終わったフェルスタッペン。ペレスも「アタック時に渋滞にハマってしまい」9番手に終わったが、この日のレッドブル・ホンダにとっては、使用したかったリヤウイングに問題が起きなかったことが何よりも大きな収穫だったといえる。

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