ヒュンダイのアンドレア・アダモが代表辞任「WTCRとWRCでの連覇、我々の成功を誇りに思う」

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2021年12月08日 12:41  AUTOSPORT web

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写真ヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表から退いたアンドレア・アダモ
ヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表から退いたアンドレア・アダモ
 ヒュンダイ・モータースポーツは12月7日、これまで同チームの代表を務めてきたアンドレア・アダモが辞任することを発表した。彼の後任は今後調整が行われ、暫定的にスコット・ノー社長がアダモが担っていた責務を負うことになる。

 2015年12月から6年間にわたってヒュンダイのカスタマーレーシング部門の責任者を務めてきた“闘将”アダモ。WRC世界ラリー選手権の2022年シーズン開幕が迫るなかでの突然の辞任は、彼とヒュンダイの相互合意のもとに決まったことだという。

 過去6年のコラボーレーションにおいて、アダモが監督を務めたWRCチームは2019年と2020年にマニュファクチャラー選手権で連覇を達成。また、カスタマーレーシング部門のWTCR世界ツーリングカー・カップでも2018年と翌19年にタイトルを獲得し、世界中の顧客に対するヒュンダイの評価を確固たるものにするなど代表就任以来、その手腕を発揮してきた。

 今回の発表後、アダモは一身上の都合で即日退任している。

 直近のWRCテストで、ティエリー・ヌービルとマルティン・ウィダグが病院に搬送される深刻なクラッシュが発生し、新車開発への影響が心配されるなかでの退任劇とあって相応の影響が懸念されるが、ヒュンダイはこれを否定する。

 WRCの新しいハイブリッド時代とETCRのセカンドシーズン、そしてカスタマーレーシング活動など、ヒュンダイ・モータースポーツが2022年シーズンに向けた準備を進めるなかで、彼の離脱による影響はないとアナウンスし、チームは引き続き来年1月20日〜23日に開催されるラリー・モンテカルロで迎える新しいWRCシーズンの開幕に向けて準備を進めていくという。

 一方、後任人事は流動的となっており、新しい人事が発表されるまではヒュンダイ・モータースポーツGmbhのスコット・ノー社長が短期的にチーム・プリンシパルを兼任。各部門の責任者がサポートに回ることになる。

「ヒュンダイ・モータースポーツで6年間過ごした後、チーム・プリンシパルとしての職から退くことで相互に合意した。今こそ、私のキャリアにおけるハイポイントや幸せな思い出、そして過酷なシーンの中で成功に満ちた期間を振り返るときだ」と語るのは、チームを離れることになったアダモ。

「カスタマーレーシング部門を設立し、WTCRとWRCで連続タイトルを獲得するまでに私たちが成し遂げたことを誇りに思う。この組織のさらなる発展を願っている」

 ヒュンダイ・モータースポーツのノー社長は、「我々がWRCおよびWTCRの重要なタイトルを獲得するために、6年間にわたって多大な貢献をしてくれたアンドレア(・アダモ)に感謝したいと思う」とコメント。

「私たちはアンドレアとともに過ごした素晴らしい時間を振り返ることができる。そして彼の今後の活躍を心から願っているんだ」

「来月のラリー・モンテカルロを皮切りに始まるWRCの2022年シーズンに向け、当社の業務は予定どおり継続される。我々はモータースポーツプログラムを通じ、世界中でヒュンダイのハイパフォーマンスを証明し、それを加速させることを約束する」
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