佐藤琢磨、インディカー13年目はデイル・コインから参戦「デイル氏のインディ500優勝への想いに魅力を感じた」

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2021年12月09日 22:11  AUTOSPORT web

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デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングへの移籍を発表した佐藤琢磨
12月9日、NTTインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨が、デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングへの移籍を発表した。2022年は、カーナンバー51でインディカー参戦13年目を戦う。

 2021年はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから参戦した佐藤琢磨。インディ500連覇、そしてシリーズチャンピオンを目指し参戦するも、予選で苦しみ、デトロイト・レース1の4位が最上位となるシリーズ11位でシーズンを終えた。

 シーズンを終えた10月上旬に琢磨は、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからの離脱を発表。

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングでは、2012年と2018年から2021年まで合計5シーズンに渡りインディカーを戦い、2020年には自身2度目のとなるインディアナポリス500マイルレース優勝を達成。チームと喜びを分かち合った。

 チーム離脱を明らかにした際、2022年の参戦プランは発表されなかったが、帰国後に出演したイベントなどで「2022年に向けて良いニュースが届けられるように準備している」と語っていた琢磨。その朗報が9日にもたらされた。

 チームの発表に合わせ、9日にオンラインで2022シーズンの体制発表会を行った佐藤琢磨。2022年は、デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングから参戦することを発表した。

「2022シーズンは、デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングよりインディカー・シリーズにフル参戦致します」

「2010年にKVレーシングから始まった北米インディカー・シリーズへの挑戦ですが、2012年にレイホール、2013年から2016年までAJフォイトレーシング、2017年にアンドレッティ・オートスポート。ここでインディ500初勝利を挙げ、2018年には再びレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに復帰しました」

「そこから4年間レイホールと共に戦い、インディ500での2勝目を含む199戦のレースをここまで戦ってきました」

「通年ではシーズン中に来季に向けての体制発表を行ってきましたが、チームが変わり、準備をしながら来季に向けてここまでデイル・コインと深く話し合ってきました」

「デイル・コイン・レーシングは、長い歴史があり、多くの若手にチャンスを与えるというインディカー・シリーズの中でも重要な役目を果たしてきているレースチームでした」

「近年の、少数精鋭ではありながらエンジニアリングの強さ、そしてデイル本人のインディ500優勝へのアツい想いを、話を聞く中で感じ、とても魅力的なチームだと思いました」

「シーズン中盤戦以降、複数のチームと話し合いを続けてきましたが、デイル氏のアツい想いと、私自身のインディ500に懸ける想い。そして、デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングのストリート/ロードコースでのパフォーマンスの高さ。すべてを考え、デイル・コイン・レーシングと契約できたことを非常にうれしく思います」

「2022シーズンは、自分にとっても13年目のチャレンジとなり、記念すべき200戦目のスタートから、新しいチームで心機一転、再びトップを目指して頑張っていきたいと思います」

「これまでたくさんの応援を続けてくださっているファンの皆様と、そして私を多く支援をしてくださったスポンサーの皆様に大変感謝しております。2022シーズンも最高の力を出すべく頑張っていきますので、これからも応援をよろしくお願いします」と琢磨。

 2022年はロマン・グロージャンがステアリングを握っていたデイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングの51号車を駆ることになった佐藤琢磨。担当エンジニアやスポンサーなどは、1月に予定しているチームの体制発表で明らかになる。

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  • インディ、3勝目を目指せ!。
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