シーズン途中復帰の巨人・山口俊 復帰後数試合は好投も…

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2021年12月10日 08:12  ベースボールキング

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巨人・山口俊 (C)Kyodo News
シーズン途中に巨人に復帰した山口俊は、その後は先発ローテーションの一員として投げるも、防御率こそ3.56だったが、2勝8敗と黒星が先行した。

 復帰後初登板となったDeNA戦は5回2/3を投げ、5安打1失点で白星を手にする。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA戦』で解説を務めた野村弘樹氏は「球数制限なくということで、6回を投げきれませんでしたけど、本当によくやったと思います」と評価。

 続く6月30日の広島戦では8回途中までノーヒットに抑えるも、野間峻祥に決勝ソロを浴び敗戦投手。7月7日の中日戦で7回途中1失点に抑えて2勝目を挙げた。3試合を投げて、防御率1.33と抜群の安定感を誇ったが、この白星を最後に勝利することができなかった。

 7月14日のヤクルト戦は、初回に村上宗隆の内野ゴロの間に先制を許すと、なお二死満塁とピンチが続きサンタナに走者一掃の適時二塁打を浴びた。2回も先頭の投手・田口麗斗に内野安打、1番・塩見泰隆を空振り三振、2番・青木宣親を右飛で二死としたが、3番・山田哲人に四球を与えたところで、原辰徳監督は球審に投手交代を告げた。2回途中で4失点で降板となった。

 同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト戦』で解説を務めた大矢明彦氏は、山口の交代に「山口、3つ目の四球。大量失点するときというのは、こういう後に一発が出る。一気に点を取られるので、この一戦ということを考えると、見切りをつけたと言ってもいいですね」と振り返った。

 後半戦は打ち込まれる登板もあったが、最少失点に抑えても打線の援護が恵まれないということもあった。山口の投球と打線がかみ合わなかった印象だ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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