アーセナル指揮官、オーバメヤンの主将剥奪は「クラブを守る正しい決断」も…「心が痛む」

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2021年12月15日 00:16  サッカーキング

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アルテタ監督(右)がオーバメヤン(左)の主将剥奪に言及 [写真]=Arsenal FC via Getty Images
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンからキャプテンを剥奪した件について説明した。14日、アーセナルのクラブ公式サイトが伝えた。

 2018年1月からアーセナルに所属するオーバメヤンは、2019年11月からチームのキャプテンを務めていた。しかし、11日に行われたプレミアリーグ第16節サウサンプトン戦では、「規律違反」を理由にメンバー外に。報道では、同選手はクラブの許可を得て海外渡航したものの、予定より遅れて帰国したとされている。

 そして14日、アーセナルは規律違反の件を受けて、オーバメヤンから主将の座を剥奪したと声明で発表。15日に行われるプレミアリーグ第17節ウェストハム戦のメンバーから同選手が外れることも併せて発表した。

 ウェストハム戦の前日会見に臨んだアルテタ監督は、オーバメヤンから主将を剥奪したことについて、「クラブの利益を守るために正しい決断だった。クラブから個人的に話をし、私も面と向かって選手と話をした。彼は決定を受け入れるほかなかった」とコメント。続けて、次期キャプテンやチームへの影響については次のように語っている。

「私たちにはリーダーシップを持ったグループがおり、さまざまな選手がキャプテンにノミネートされているから、それに従うことになる。この前の試合ではラカ(アレクサンドル・ラカゼット)が、この前の試合ではグラニト(・ジャカ)がキャプテンを務めてくれた。本当に不快な状況だが、軽率な決断をする時ではない」

「(次のキャプテンを誰にするかは)とても重要なことだが、私としては、リーダー集団がいることで、さまざまな声を聞くことができ、非常に役立っている。多文化なドレッシングルームには、さまざまな配慮が必要で、さまざまな感情や言語が存在する」

「選手たちはこの決定を受け入れ、我々の文化や要求といったものにコミットしてくれている。そうでなければ基本的なことに関わることすらできないだろう。選手たちは非常にうまく対処している」

 また、オーバメヤンを2022年1月の移籍市場で売却する可能性を問われると、「今言えるのは、決断を下したということだけだ。残念ながら、本当に難しい決断だったし、もし選択の余地があったのなら、ここに座って話をしたくはなかった。現時点では、彼はチームから外れている」とコメントするにとどまった。

 アルテタ監督は次のようにも語り、決断が非常に難しいものだったこと、事実を公にした理由についても説明している。

「私たちが下した決断は本当に傷つくものだったし、落ち着くためにも少し時間が必要だ。私がここに来てから、彼との関係は本当に、本当に良かった。だから心が痛むんだ」

「残念ながら、私たちは状況を明確にしなければならないし、それを公表したほうがいいと思う。今すぐであろうと、3日後であろうと、これからたくさんの試合をこなすことに変わりはないし、私たちがしたことを透明かつ明確にするために、今それをすることは正しい決断だと思った」

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