チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、アーセナルで立場を悪くするFWピエール・エメリク・オーバメヤンについてコメントした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
トゥヘル監督はドルトムント時代にオーバメヤンを指導。同選手はトゥヘル監督のもとで公式戦95試合に出場し79得点17アシストを記録しキャリアの中でも屈指のペースで得点を量産した。
オーバメヤンはその後アーセナルに移籍。2019年11月からチームのキャプテンを務めていたが、11日に行われたプレミアリーグ第16節サウサンプトン戦で、「規律違反」を理由にメンバー外となり、14日にはキャプテンの座を降りるとクラブが声明で発表。15日に行われるプレミアリーグ第17節ウェストハム戦のメンバーからも外れることになり、立場を悪くしている。
現在はロンドンのライバルとなったトゥヘル監督とオーバメヤン。エヴァートン戦前の会見に出席した同監督は、教え子のオーバメヤンについて問われ、次のように応じた。
「どこかで話をするつもりだが、混乱を招くようなことはしたくない。彼は私にとって非常に重要な選手だったし、今でも良い関係を築いている。今日会ったとしても良いやつだろう。彼は選手としても人としても最高だ」
「トラブル中の彼は気の毒に思うよ。彼のクオリティから見ても、人柄から見ても本来あるべき姿ではない。これは信じている。だが彼のクラブで何が起こっているかは私の知るところではない。私からはリスペクトしていると言うだけにとどめておくよ。良し悪しを判断する立場にはいないからね」