みなさんはどのような子ども時代を過ごしましたか? 自由奔放な幼少期を過ごし「たくさん褒めてもらえた!」という方から、厳格なご両親のもとで育ち「あまり褒められた記憶がない」という方もいるかもしれませんね。
『親に褒められたことなく育った人って少なくないのかな。親に褒められるどころかいつもけなされていた。何かできても「どうせみんなできたんでしょ」とか「たった一度できたからってなんなの」と言われていた。私だけじゃないよね?』親から褒められた覚えがないと語る投稿者さん。それどころか日常的にけなされながら育ったのだそうです。一生懸命に何かを成し遂げても馬鹿にするような言い方をされてしまっては、やる気をなくしてしまいますよね……。「親からけなされながら育ったのは私だけでしょうか?」との問いにママスタコミュニティのママたちからは回答が寄せられました。
私も親から褒められたことはありません!
ママたちからは「自分もほとんど褒められたことがない」と投稿者さんへの共感の声が寄せられました。
『私も褒められたことはほとんどないよ。私が何かできたり嬉しそうにしてると、それが面白くないみたいで「そんなの誰にでもできる」とか「たまたまできただけだから調子に乗るな」とか言われたよ。だから嬉しいことがあっても母にはひた隠しにしていた』
『テストで100点とっても学校で習ってることだから当たり前って言われてた。人に認められたくて誘いや頼まれごとを断れなくなってしまった。旦那と出会って本当に幸せになった。父親が亡くなったとき、涙も出なかった。母親も疎遠のまま』
『褒められたことなんてない。テストで90点取っても「どこが悪かったんだ、勉強しろ」と言われた。仕事のことで相談しても「私働いていないからわからない」。責任感ない親は嫌だった。何かと言えば「あんたが悪い」と証拠なく決めつけるのも大嫌いだった』
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「それ、虐待では?」言動がエスカレートしたケースも
親の言動が悪い方向へとエスカレートしてしまったケースもあるようですよ。
『頑張っていい点取ったテストも鼻で笑われて、「お前の努力は努力じゃない、馬鹿で底辺の人間なんだから人の100倍努力してやっと人並みなんだ」と説教しながら何時間も正座させる父親だった』
『私も将来の夢を語ったら「お前には無理!」ってバッサリ切られたり、「デブ、鈍臭い、要領悪い、頭悪い」とけなされてばっかりだった』理不尽な説教のたびに数時間の正座を強要されたり、常日頃から自尊心を傷つけるような言葉を浴びせられたりしたママたちもいました。これらの行為は子どもに対する虐待にあたります。幼少期にこのような心理的虐待を受けたママたちの心の傷は、想像以上に深いものではないでしょうか。
参考:厚生労働省|子ども虐待対応の手引き「第1章子ども虐待の援助に関する基本事項」(2)子ども虐待の定義
大人になってからも悩まされるママたちも
幼少時代だけではなく大人になってからも親の言動に辟易としている方もいました。
『私の親は、私が有名人と結婚してから手のひら返したように態度が変わって、電話番号やLINEを聞いてきた。それまで褒められたり慰められたり励まされたりしたことがなかったから、露骨過ぎて悲しかったな』
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『うちの実母はそれを私の娘までけなしてくる。「もっとできる子いくらでもいるでしょ! 昔近所に住んでた子なんてもっとすごかったよ」って』メリットがあると知るや手の平を返して近づいてくる、孫のことまでけなしてくる……呆れて物も言えなくなるような言動をくりかえされたママたちもいたようです。親に対してモヤモヤを抱えてしまうのも無理はないでしょう。わが子が大人になってからも自分の支配下に置いておこうとするような言動に、思わず呆れてしまう方もいるのではないでしょうか。
「子どものころに親から褒められなかった人はいますか?」との質問に、ママたちからは共感の声が寄せられました。なかには心理的な虐待を経験した方もいました。大人になった今もなお親の言動に頭を悩ませている方がいるともなると「親が子どもを日常的にけなす」という行為の罪深さがよくわかりますね。もし可能であるならば、今からでもしっかりと反省をして誠意のある謝罪をしてもらいたいものです。
みなさんは子どものころ、親御さんから褒められながら育ちましたか?
後編へ続く。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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