開幕前にトレードで加入 巨人・廣岡大志の1年を振り返る

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2021年12月22日 08:14  ベースボールキング

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巨人の廣岡大志 (C) Kyodo News
開幕前に田口麗斗とのトレードでヤクルトから加入した廣岡大志は、一、二軍を行き来することが多く、移籍1年目は78試合に出場して、打率.189、5本塁打、15打点という成績だった。

 4月13日の中日戦に『7番・一塁』でスタメン出場すると、1−1の7回二死から中日の先発・大野雄大が投じたストレートを振り抜くと、ライトスタンドへ嬉しい移籍後第1号ソロ。この本塁打に『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた江本孟紀氏は「私は全然期待していなかったんですけど、原マジックにやられましたね。7、8番でこれだけ打てるんですからね」と話した。廣岡は昨季沢村賞左腕の大野に強く、10打数4安打、2本塁打だった。

 古巣・ヤクルト戦で打点を挙げた8月31日の試合では、吉田大喜が投じた初球のシュートをレフト前に弾き返す適時打を放ち、『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト戦』で解説を務めた山崎武司氏は「シュート系のボールをうまく打ちましたよ。素晴らしいバッティングでしたね。こういう試合で打つ。スワローズへの恩返しですよ」と評価した。

 走塁面では、8月18日のヤクルト戦、1−2の7回に二塁打を放った大城卓三の代走で登場すると、続く中島宏之のライト前に落ちる安打で三塁走者の岡本和真に続き、二塁走者の廣岡も生還した。この走塁に同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−巨人戦』で解説を務めた田尾安志氏は、「セカンドランナーの広岡は本当に良いスタートを切りましたよね。詰まったライト前だったんですけど、一瞬躊躇すれば三塁止まりだった場面。躊躇なくホームにいきましたからね。ナイス走塁でしたね」と評価した。

 守備面でも移籍後初スタメンとなった4月1日の中日戦で、0−0の2回、ビシエドが放ったセンターへ抜けそうなライナー性の打球を、セカンド・廣岡が難しい体勢からバウンドに合わせて逆シングルでボールを掴むと、素早く一塁へ送球しアウトにした。

 来季は攻撃、走塁、守備でもうワンランクアップし、レギュラー陣を脅かす存在になってほしいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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