投手二冠に輝いた中日・柳裕也

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2021年12月25日 08:12  ベースボールキング

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中日・柳裕也
中日の柳裕也は今季、最優秀防御率(2.20)、最多奪三振(168)と投手二冠王に輝いた。

 今季の柳は開幕から抜群の安定感を誇り、二塁を踏ませないピッチングで、完封勝利を挙げた6月1日のロッテ戦後には防御率1.41になった。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−西武戦』で解説を務めた山本昌氏は、同中継中に柳が完封勝利を挙げたことを伝えられると、「ひとつ上の投手になった感じがしますね」と高く評価した。

 続く6月8日の楽天戦、6月18日のヤクルト戦では2試合連続5失点、7月2日のヤクルト戦では4回5失点と不安定な投球が目立った。7月8日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた井端弘和氏は、試合前に柳について「コントロールはそこまで悪くはないと思うんですけど、ボールのキレですよね。開幕して2カ月経って疲れが出てきたのかなと感じます」と心配していた。それでも、7月8日の巨人戦で8回を無失点に抑えると、7月14日の広島戦では敗戦投手になりながらも7回を1失点にまとめ、復調気配で前半戦を終えた。

 後半戦に入ってからも、8月13日の巨人戦で6回を1失点に抑えると、同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた川相昌弘氏は、「素晴らしかったと思いますね。初回は3連打で1点を取られましたけど、すぐに持ち直して自分の投球をしっかりしましたね」と評価した。

 8月20日の阪神戦で完封勝利をあげると、8月の月間防御率は0.43、9月も月間防御率が2.13と安定。特に後半戦は4勝1敗と白星を先行させ、最終的には11勝6敗で終えた。来季も大野雄大、小笠原慎之介らとともに先発陣を引っ張り、勝ち星を積み重ねていきたい。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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