岩本氏が評価「彼の根性を感じた」鷹・千賀は後半戦だけで怒涛の9勝

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2021年12月28日 16:40  ベースボールキング

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ソフトバンクの千賀 (C) Kyodo News
◆ 五輪後の勝ち星は山本由伸と並び12球団トップ

 21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』では「年末大反省会SP」と題して、解説陣が今季のプロ野球を振り返る企画を実施。解説者の岩本勉さんがソフトバンクの千賀滉大について言及した。

 千賀は今季初登板の4月6日・日本ハム戦(札幌ドーム)で左足首靭帯損傷のアクシデントに見舞われ、一軍復帰戦となった7月6日・ロッテ戦では3回途中10失点の大炎上。本調子とは程遠い姿のまま、夏場のオリンピックブレークに突入した。

 それでも、侍ジャパンの追加招集メンバーとして挑んだ東京オリンピックでは、中継ぎ投手として2試合に登板し3イニング無失点の好投で金メダル獲得に貢献。後半戦は登板した全11試合でクオリティースタート(6回以上自責点3以下)を記録し、山本由伸(オリックス)と並ぶ12球団最多の9勝を挙げるフル回転だった。

 シーズン序盤の故障離脱から驚異の巻き返しを見せた千賀について、岩本さんは「最後のラストスパートは彼の根性を感じましたよね」と鬼気迫る力投を称賛。

 「五輪でも期待された投球を披露することが出来たし、あそこでもう一度ギアチェンジしたことで、『やっぱり千賀ってこういうピッチャーだよね』って言わせてくれた」と、ターニングポイントとなった代表活動についても言及し、大舞台で復活を印象づけた右腕を称えた。

 ソフトバンクは後半戦に失速し8年ぶりのBクラスに終わったが、千賀はわずか13試合の登板で6年連続となる2ケタ勝利を達成し、苦しいチーム状況のなか、エースの意地を示した。

 2022年は藤本博史新監督のもとV奪還を目指すシーズン。岩本さんは「来季以降は彼中心、大黒柱としてフル回転を見せてほしい」とエールを送っていた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


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